SNSマーケティングの成功事例6選!失敗しない秘訣についても解説

ここ数年で、当たり前のように見かけるようになったSNSマーケティングですが、すべての企業が成功している訳ではありません。

同じSNSマーケティングでも、わずか数日で大量の「いいね!」を獲得している事例もあれば、1年以上も経っても期待値を下回っている事例もあります。

そこで今回は、何が成否を分けているのか見極めるヒントとして、SNSマーケティングの種類ごとに成功事例をご紹介していきます。

SNSマーケティングで得られる効果や具体的な手法についても解説していますので、ぜひ自社のプロモーション活動にお役立てください。

SNSマーケティングとは?

SNSマーケティングとは、その名の通り各種SNS(ソーシャルネットワークサービス)上で行う、デジタルマーケティング施策の一種です。

日本で代表的なSNSとして、Instagram・Twitter(現X)・YouTube・TikTok・Facebook・LINEの6種類が挙げられますが、それぞれ特徴が異なります。

そのため成果を上げるには、SNSごとにユーザーの傾向やアクセスが集中する時間帯、使用できる機能などを理解しておかなければなりません。

また、従来のデジタルマーケティングは、企業が一方的に伝えたい情報を消費者へ向けて発信する、「一方向型」が主流でした。

一方、SNSマーケティングは企業が発信した情報を受け取った消費者が、SNS上で「いいね!」と感想を返したり質問をコメントしたり、「双方向型」のコミュニケーションが図れる仕組みになっています。

つまり、企業と消費者がSNS上で交流することで、より親密な関係性を築くことができるのです。

なお、SNSマーケティングの詳細については、以下の記事でも詳しく解説しております。

SNSマーケティングの効果・目的

SNSマーケティングで得られる効果として、以下の点が挙げられます。

  • 認知度アップ:より多くの消費者にブランド名や商品名を知ってもらえる
  • ブランディング効果:他社と差別化が図れる
  • 顧客ロイヤリティ:ブランドや商品に対する愛着が強まる
  • スピーディーな情報伝達:情報が素早く伝達、拡散、共有される

ただし、前述した通りSNSによって特徴が異なるため、目的に合わせて手法を使い分ける必要があります。

SNSマーケティングの手法

SNSマーケティングの手法は、大きく以下の6種類に分けられます。

  • SNSアカウント運用
  • SNS広告配信
  • SNSキャンペーン
  • インフルエンサーマーケティング
  • ソーシャルリスニング
  • ライブコマース

ここからは、手法ごとの特徴を解説したうえで「成功事例」をご紹介していきます。

SNSアカウント運用の成功事例

この章では、SNSアカウント運用について以下の2項目に分けて解説していきます。

  • SNSアカウント運用とは?
  • 成功事例:有限会社 佐藤葬祭(YouTube)

ここからは、上記の2項目について順番に見ていきましょう。

SNSアカウント運用とは?

SNSアカウント運用とは、企業が公式SNSアカウントを開設し、プラットフォーム上で自社ブランドに関する情報を発信したり、お客様の声を集めたりするマーケティング手法です。

自社ブランドに関する情報の中には、新商品のリリース情報やキャンペーンの告知、リコール(自主回収)のお知らせなど、あらゆる関連情報が含まれます。

店舗や電話で対応する「お客様窓口」よりも迅速かつ簡単にやり取りできるのはもちろん、顧客満足度の向上やトラブルのリスクヘッジになるなど、その効果は絶大です。

だからこそ、SNSアカウント運用は「SNSマーケティングの基本」と言われているのでしょう。

なお、SNSアカウント運用をプロに外注する方法については、以下の記事で詳しく解説しております。

初めて挑戦する方や成果が伸び悩んでいる方は、ぜひ目を通してみてください。

成功事例:有限会社 佐藤葬祭(YouTube)

▼有限会社 佐藤葬祭のYouTube基本情報(2023年12月時点)

  • YouTubeアカウント:@sogi-ch
  • チャンネル登録者数:約 9.02万人

SNSアカウント運用の成功事例としてご紹介するのは、オーナーである佐藤信顕さんが自ら実名で出演している「有限会社 佐藤葬祭」のYouTubeチャンネルです。

葬儀の定番マナーだけでなく、「なぜ火葬炉の前では撮影禁止なのか?」「猛暑でも喪服は着なければだめ?」といった素朴な疑問にも、分かりやすく回答しています。

オーナーの柔らかいキャラクターの効果も相まって、葬儀という気分が沈みがちなジャンルについて、楽しく学べるのが特長です。

視聴者からは「子供のいない夫婦は先祖の仏壇をどうしたらいいですか?」といった葬儀以外の質問も寄せられており、動画内で選択肢を提供しています。

また、2,200本を超える圧倒的な投稿数や、タブー視されがちな新興宗教などについて赤裸々に語っているのも成功の要因と言えるでしょう。

事実、2023年12月時点のチャンネル登録者数は9万人を突破しており、中小企業でもSNSアカウント運用で成功できると証明しています。

SNS広告配信の成功事例

この章では、SNS広告配信について以下の2項目に分けて解説していきます。

  • SNS広告配信とは?
  • 成功事例:株式会社スナックミー(LINE広告)

ここからは、上記の2項目について個別に解説していきます。

SNS広告配信とは?

SNS広告配信とは、SNS上でデジタル広告を出稿するマーケティング手法です。

SNSにはそれぞれ独自の広告配信サービスが備わっており、選択肢の数はもちろん厳守すべきルールにも微妙な違いがみられます。

一方、主要SNS広告の共通点としては以下の4点が挙げられます。

  • 広告のデザインにも、コンテンツと同じレベルのクリエイティブ性を盛り込める
  • クリエイティブな内容にすることで広告感が薄れ、ユーザーの興味関心を引きやすくなる
  • ターゲティングの精度が高い
  • 配信期間や予算を柔軟に設定できる
  • Web広告よりも少額から始められる

なかでもYouTubeショートやInstagramリール、TikTokといったショート動画に対応しているSNSでは、日常的に投稿している動画コンテンツと遜色ないクオリティで制作できるため、広告ですらエンターテインメントとして楽しんでいるユーザーもいるほどです。

なお以下の記事では、SNS広告配信の作業を外部の専門家に委託する方法について解説しております。

ご興味のある方は、ぜひご一読ください。

成功事例:株式会社スナックミー(LINE広告)

SNS広告の成功事例として最初にご紹介するのは、おやつの定期購入サービスでお馴染みの「株式会社スナックミー」です。

株式会社スナックミーは新規顧客の獲得を目的に「LINE広告」を運用し、以下のような成果をあげました。

  • 配信を始めてから半年でCV(コンバージョン)数が8.4倍にアップ
  • 新規獲得件数の約3分の1が、LINE広告経由になった
  • 他の媒体ではアプローチしにくかった高年齢層ユーザーの獲得につながった
  • 高年齢層ユーザーを獲得したことで、LTV(顧客生涯価値)が向上した
  • LINEスタンプによってブランド認知が拡大した

上記の結果をまとめると、新規顧客の獲得からファン化までを「一気通貫」で達成した、稀にみる大成功と言えるでしょう。

株式会社スナックミーがSNS広告配信で成功した要因の内、とくに注目したいポイントが2つあります。

1つ目の成功要因は、国内の主要SNSの内、利用率が全世代で第1位のプラットフォームである「LINE」を、広告配信の媒体として選んだことです。

株式会社スナックミーにとって大きな課題だったターゲット層の拡大が、高齢者層ユーザーにも多用されているLINEに広告を出稿することで解決しました。

2つ目の成功要因は、「ユーザーが得られる利益」を軸にしたベネフィット訴求を徹底したという点です。

複数のタイトル案を用意して検証を重ねた結果、ユーザーの潜在的な意識にアプローチできる「私がコンビニのおやつを買わなくなった理由」を採用した結果、コンバージョン率が約2.0倍に向上したと報告されています。

インフルエンサーマーケティングの成功事例

続いて、インフルエンサーマーケティングについて以下の2項目に分けて解説していきます。

  • インフルエンサーマーケティングとは?
  • 成功事例:LuLuLun(Instagram)

では早速、順番に見ていきましょう。

ちなみに、以下の記事でもインフルエンサーマーケティングの成功事例をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

インフルエンサーマーケティングとは?

インフルエンサーマーケティングとは、SNSへの投稿を通じて多くフォロワーに影響を与えている人物、すなわちインフルエンサーに商材を宣伝してもらうマーケティング手法です。

インフルエンサーの投稿に興味を持っている消費者(フォロワー)に、ピンポイントで訴求できるため、他のマーケティング手法よりもターゲティング精度の高さが際立っています。

また、インフルエンサーは数万~数百万のフォロワーを抱えているため、一度の投稿で膨大な消費者へ向けてリーチできるのも、多くの企業に選ばれている理由です。

インフルエンサーの特徴については、以下の記事を参考にしてください。

成功事例:LuLuLun(Instagram)

▼Airi KatoさんのInstagram基本情報(2023年12月時点)

  • Instagramアカウント:Airi Kato
  • フォロワー数:約 21万人

インフルエンサーマーケティングの成功事例としてご紹介するのは、株式会社グライド・エンタープライズが提供している化粧品ブランド「LuLuLun(ルルルン)」と、美容系インフルエンサーとして21万人のフォロワーを獲得している「Airi Kato」さんのタイアップ事例です。

最大の成功要因は、なんと言っても商材とインフルエンサーの相性の良さでしょう。

「Airi Kato」さんは、日頃から商品レビューが得意なインフルエンサーで、美容アイテムのPR案件の実績も豊富です。

本人が混合肌で部分的に乾燥するのが悩みだと打ち明けており、「ルルルンローション」のプロモーションには、正にうってつけのインフルエンサーと言えます。

事実この成功事例では、わずか1週間で1万4,000件以上の「いいね!」を獲得し、大きな反響を呼びました。

さらに、コンテンツの投稿日がお肌のコンディションが季節の変わり目で不安定になる5月なのも、成功につながった要因です。

なお、美容やコスメ系のインフルエンサーをお探しの方は、以下の記事をご一読ください。

SNSキャンペーンの成功事例

ここからは、SNSキャンペーンについて以下の2項目に分けて解説していきます。

  • SNSキャンペーンとは?
  • 成功事例:成功事例:ワイモバイル株式会社(TikTok)

では早速、上記の2項目について順番に見ていきましょう。

SNSキャンペーンとは?

SNSキャンペーンとは、ユーザー参加型の宣伝イベントをSNS上で行うマーケティング手法です。

たとえば、ユーザーに以下のようなアクションを促すことで、企業と消費者、さらに同じ商品に興味を持つ消費者同士が結びつくことで一体感が生まれます。

  • 特定のツイートに対するリツイート
  • 特定のツイートに対する画像の投稿
  • 企業アカウントのフォロー

さらに、新しい仲間を呼び込もうとする意識が高まり、次々と情報が拡散していくため、企業側が過度な労力をつぎ込まなくても自然とイベントが盛り上がるうえ、以下のようなメリットが得られるのが、SNSキャンペーンの強みです。

  • 新規フォロワーの獲得
  • ブランド認知度の向上
  • 顧客ロイヤリティ
  • クーポン発行により、実店舗への来店を促進できる

UGC(ユーザー参加型コンテンツ)を促すSNSキャンペーンは、その人気の高さから今後も増加する見込みです。

成功事例:ワイモバイル株式会社(TikTok)

SNSキャンペーンの成功事例としてご紹介するのは、抽選で1名にテレビCMの出演権が与えらえる「ワイモバイル」のハッシュタグキャンペーン事例です。

成功の要因は、UGC(ユーザー参加型コンテンツ)系マーケティングと相性が抜群のTikTokとYouTube、さらにテレビCMを掛け合わせている点でしょう。

TikTokで自作の動画を投稿する際、「#と思いきやダンス」というハッシュタグを付けておくことが、抽選の参加条件になっていました。

ハッシュタグ「#と思いきやダンス」の表示回数が、実に1億1,600万回を突破するほど大きな反響を呼び、文句なしの大成功を収めています。

ソーシャルリスニングの成功事例

ここからは、ソーシャルリスニングについて以下の2項目に分けて解説していきます。

  • ソーシャルリスニングとは?
  • 成功事例:株式会社スナックミー(LINE広告)

では早速、上記の2項目について順番に見ていきましょう。

ソーシャルリスニングとは?

ソーシャルリスニングとは、InstagramやYouTubeなどのSNS(ソーシャルメディアサービス)から、消費者のリアルな意見・感想・リクエストなどを収集(リスニング)し、分析したうえで商品開発などに役立てるマーケティング手法です。

ビッグデータ分析の1つと言った方が、イメージしやすいかもしれません。

従来から行われてきたアンケート調査などは、膨大な手間と時間がかかるのが難点でした。

しかも通常のアンケートでは、あらかじめ企業側が用意した選択肢から選ぶスタイルが主流だったため、どうしても回答が偏りがちになったり消費者の本音や細かい要望まで収集しきれなかったりと、不完全な状態でした。

これに対し、ソーシャルリスニングは消費者が自らの判断で投稿したコメントなどが情報源になっているため、率直な意見を集めることができるのです。

信憑性の高いデータをリアルタイムで収集できるのは、SNSを活用したソーシャルリスニングならではの強みと言って良いでしょう。

ソーシャルリスニングで集めたデータは、「現状の把握」や「潜在ニーズの調査」、さらには「業界のトレンド予測」にも大いに役立つ貴重な情報なのです。

成功事例:カルビー株式会社(X:旧Twitter)

成功事例:カルビー株式会社

出典:カルビー株式会社

ソーシャルリスニングの成功事例としてご紹介するのは、「じゃがりこ」を提供している「カルビー株式会社」です。

カルビー株式会社は、「じゃがりこ」が誕生した1995年当初から届いたファンレターに手書きで返信するなど、消費者とのコミュニケーションを大切にしていました。

2007年には会員制コミュニティーサイト「それいけ!じゃがり校」を開校し、10年以上にわたってファンとの密接な関係性づくりを継続してきましたが、2021年の閉校に伴い、よりオープンなTwitterをベースにしたSNSでの活動へと舵を切ったのです。

これを機に、人気コンテンツだった新商品開発を継続すべくソーシャルリスニングを導入し、ファン参加型の「#みんなで創るじゃがりこ2021プロジェクト」を実施した結果、12,000件を超える投稿が集まり、大成功を収めています。

ちなみに、ソーシャルリスニングによって収集されたデータは、「じゃがりこ 味噌バターコーン味」という新商品の開発に繋がっています。

ライブコマースの成功事例

この章では、ライブコマースについて以下の2項目に分けて解説していきます。

  • ライブコマースとは?
  • 成功事例:ベイクルーズストア(Instagram)

ここからは、上記の2項目について個別に解説していきます。

ライブコマースとは?

ライブコマース(live commerce)とは、SNSや自社のECサイトなどから生放送の動画を配信し、リアルタイムで消費者とコミュニケーションを取りながら、商品やサービスの販売促進を行う新しいネットショッピングの手法です。

その場で視聴者からの質問に答えながら商品について説明ができるので、消費者に納得して商品を購入してもらうことができます。

日本ではまだ馴染みの薄いマーケティング手法ですが、中国や台湾をはじめとする東南アジア全体では、市場の大半を占めるほどポピュラーなショッピング手段として認知されています。

とくに近年ではコロナ禍の巣ごもり期間が長引いた分だけ、自宅にいながらショッピングできるライブコマースの需要は、世界的に見て確実に拡大しているのが実情です。

ライブコマースは大きく以下の3種類に分かれており、SNS型ライブコマースには費用をかけずに手軽に導入できるという魅力があります。

  • SNS型ライブコマース:SNSに装備されているライブ配信機能を利用する
  • SaaS型ライブコマース:自社のECサイトにライブコマース機能を埋め込む
  • ECモール型ライブコマース:ECモールが提供しているライブ配信機能を使う

ただし、ほとんどのSNSではリアルタイムで商品を購入できる機能は備わっていないため、実店舗へ誘導するのがセオリーです。

ちなみに、中国のライブコマース市場は5年で54倍もの成長を遂げています。

中華圏におけるライブコマースの成長率については以下の記事で詳しく解説していますので、海外展開を検討されている方は、ぜひ今後のSNSマーケティングにお役立てください。

成功事例:ベイクルーズストア(Instagram)

▼ベイクルーズストアのInstagram基本情報(2023年12月時点)

ライブコマースの成功事例としてご紹介するのは、3.8万回もの再生回数を記録したアパレルブランド「ベイクルーズストア」です。

実店舗でのセール初日にライブ配信を行い、「5日間限定Time sale」を前面に打ち出すことで、視聴者に素早い来店を促しています。

また、来店者に対して「視聴者限定〇〇」といった特典を与えるのも良いでしょう。

よりプレミアム感が増す分、消費者の購買意欲を後押しすることができます。

まとめ:SNSマーケティングの成功事例を参考に実践してみよう

今回は、SNSマーケティングの種類ごとに成功事例をご紹介してきました。

これらの成功事例は、SNSマーケティングの仕組みを深く理解していなければ、得られなかった結果です。

現在の日本では、性別や世代を問わずほとんどの人が何らかのSNSを利用しています。

言い換えれば、これだけ好条件がそろっている現状でSNSマーケティングに挑戦しないのは、みすみすチャンスを逃すようなものです。

SNSマーケティングを始める際は、ぜひ今回ご紹介した成功事例を参考にしてください。

また、SNSマーケティングを専門の会社に依頼したい場合は、ワンストップで総合的なSNSプロモーションを手掛けている株式会社ハーマンドットにご相談ください。

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