インフルエンサーのリストアップを依頼する方法とは？依頼できる企業やツールも紹介

理想的なインフルエンサーを見つけるには、まず一定の条件を満たしている候補をリストアップするところから始めるのがセオリーです。

そこで今回は、インフルエンサーの候補をリストアップする方法、成功の秘訣などについて解説していきます。

最後には、リストアップの依頼先としておすすめのマーケティング企業や検索ツールを、インフルエンサーの登録者数が比較できるよう一覧にしていますので、ぜひ参考にしてください。

インフルエンサーをリストアップする方法

自社に適したインフルエンサーをリストアップする方法として、以下6つの選択肢が挙げられます。

1. インフルエンサーマーケティング会社（ディレクション型）に依頼する
2. インフルエンサーマーケティング会社（プラットフォーム型）に依頼する
3. インフルエンサー検索ツール（無料または有料）を活用する
4. インフルエンサーの所属事務所（エージェント）に依頼する
5. アウトソーシング会社（ココナラやクラウドワークスなど）に依頼する
6. 自力でSNSから候補をピックアップする

上記の内、ほとんどの企業は1番・2番・3番のいずれかの手法で、インフルエンサーの候補リストを入手しています。

そこでここからは、インフルエンサーマーケティング会社の「ディレクション型」と「プラットフォーム型」、さらに「インフルエンサー検索ツール」を加えた主要3種類について、個別に解説していきます。

インフルエンサーマーケティング会社（ディレクション型）

結論から言うと、インフルエンサーの有力候補をリストアップする手段として最もおすすめなのは、「ディレクション型のインフルエンサーマーケティング会社」に依頼する方法です。

ディレクション型のインフルエンサーマーケティング会社は、リストアップ作業を行ううえで最も重要な「インフルエンサーに特化した膨大なデータベース」を保有しています。

もちろん、このデータベースは単純にインフルエンサーを募集して登録者数を「かさ増し」している訳ではありません。

自社が手掛けた事例から、インフルエンサーごとに得意ジャンル・使った手法・フォロワーの傾向・成果の数値といった情報を収集しているからこそ、マッチング精度の高い候補者をリストアップすることができるのです。

加えて、商材のジャンルやSNS別に最適な人材を選定するノウハウを持っているため、クライアントの希望とインフルエンサーのマッチング精度が群を抜いています。

とくに、インスタグラマーやユーチューバーのリストアップ作業から効果分析まで、一連の業務を丸ごとプロに依頼したい場合は、ディレクション型のインフルエンサーマーケティング会社がおすすめです。

ただし、人材のリストアップだけを単体で請け負っているディレクション型のインフルエンサーマーケティング会社は、ほぼ存在しません。

社内に十分なリソースがあり、リストアップ作業だけを外注したいなら、プラットフォーム型のインフルエンサーマーケティング会社、またはインフルエンサー検索ツールを検討してみましょう。

インフルエンサーマーケティング会社（プラットフォーム型）

一方、プラットフォーム型のインフルエンサーマーケティングは、ディレクション型と同じく独自のデータベースを持ち、なおかつ低コストなのが魅力です。

ただし、ディレクション型に比べると受けられるサポートが限られているため、インフルエンサーマーケティングの経験値が高い上級者向きの選択と言えるでしょう。

インフルエンサー検索ツール

セルフタイプになっているインフルエンサー検索ツールは、「リストアップツール」または「インフルエンサー選定ツール」とも呼ばれており、短時間で結果が得られるのが魅力です。

なかには検索条件を入力すると、わずか数秒で完成したリストアップが自動出力されるタイプもあり人気を集めています。

ただし、あくまでインフルエンサー検索に特化した便利ツールなので低コストで済む分、フォロワー数を増やすコツや購買意欲を後押しするコンテンツ作りなど、エンゲージメントに繋がる施策の提供はほぼ受けられません。

よほどインフルエンサーマーケティングを熟知している人でなければ、不向きと言えるでしょう。

インフルエンサーのリストアップを依頼するコツ

インフルエンサーの候補をリストアップするコツとして、以下の3点が挙げられます。

• リストアップは「量」も重要
• 対象のSNSを決めておく
• 検索条件を決めておく

自力でインフルエンサーの候補をリストアップする際はもちろん、とくに専門家に依頼する際に準備を怠ると、親和性の高いクリエイターを見つけることができず、期待通りの成果は見込めません。

では早速、上記の項目について順番に見ていきましょう。

リストアップは「量」も重要

大前提として、インフルエンサーをリストアップする際、最も重要なのは「質」です。

だからと言って、わずか数名の候補だけでは十分とは言えません。

影響力が大きく実績が高いインフルエンサーは、芸能人並みに多忙を極めています。

他にもスケジュールが埋まっていたり競合ブランドのPR中だったり、ギャラの交渉が決裂することもあるでしょう。

だかこそ、わずか数名のインフルエンサーをピックアップするだけでなく、ある程度の人数をリストアップしてもらう必要があるのです。

人数の目安としては20～30人くらいが平均的で、少ないケースでは10人くらい、反対に多いケースでは100規模の候補をリストアップしてくれるケースもあります。

たとえ第一候補とスケジュールが合わず、契約に至らなかったとしても、第2候補・第3候補の目ぼしがついていれば慌てることもありません。

対象のSNSを決めておく

インフルエンサーマーケティング会社や検索ツールによって、得意なSNSは異なります。

なかには、ごく一部のSNSにしか対応していないというケースも珍しくありません。

まずは対象のSNSを決め、そのSNSで活躍しているインフルエンサーがデータベースに大量に登録されているかどうかを確認しましょう。

検索条件を決めておく

インフルエンサーをリストアップする準備として欠かせないのが、検索条件の洗い出しです。

少なくとも、以下の項目について条件を明確にしておきましょう。

• 得意ジャンル
• フォロワー数
• エンゲージメント率
• 性別や年代などの基本属性
• コンテンツの傾向

リストアップに強いディレクション型マーケティング会社3選

この章では、リストアップのクオリティに定評がある「ディレクション型のインフルエンサーマーケティング会社」として、以下の5社をご紹介します。

インフルエンサーの登録者数もあわせて比較していますので、リストアップを依頼する際はぜひ参考にしてください。

• Influencer Japan（株式会社ハーマンドット）：国内210万人、海外9,000万人
• Find Model（ソーシャルワイヤー株式会社）：8,500名以上
• UUUM（ウーム）株式会社：4,300名以上

ここからは、上記の3社にはそれぞれどのような特徴があるのか、詳しく解説していきます。

Influencer Japan（株式会社ハーマンドット）

出典：Influencer Japan（株式会社ハーマンドット）

株式会社ハーマンドットが運営している「Influencer Japan」は、業界最大級のインフルエンサーデータベースを保有している、総合ディレクション型のインフルエンサーマーケティング会社です。

美容・コスメ・フード・スポーツ・エンタメなど、あらゆるジャンルのインフルエンサーと提携しており、以下のような強みがあります。

▼Influencer Japanの強み

• 国内210万人（Instagram80万人、TikTok70万人、Youtube10万人、Twitter（現 X）50万人）のインフルエンサーとアサインが可能
• 海外9,000万人（Weibo、RED、WeChatを含む）のインフルエンサーとアサインが可能
• 豊富な実績を元にした独自のAI分析によって、厳選したインフルエンサーをリストアップ
• 下は約2,000フォロワー、上は1,000万フォロワー以上のインフルエンサーまで網羅している
• 10代の中高生から50代のインフルエンサーまで、男女問わず幅広いインフルエンサーが在籍している
• 独自の厳しい審査をパスした人材だけを揃えている
• とくにティックトッカー、インスタグラマー、ユーチューバーの育成に力を入れている
• 注文から提供まで業界最短の1営業日でOK（他企業は3～5営業日かかるのが一般的）

Find Model（ソーシャルワイヤー株式会社）

出典：Find Model（ソーシャルワイヤー株式会社）

続いてご紹介するのは、ソーシャルワイヤー株式会社が運営している「Find Model」です。

SNSマーケティング情報を発信しているWEBメディア「インスタラボ」の運営も行っており、以下のような強みがあります。

▼Find Modelの強み

• 8,500名以上のインフルエンサーが登録
• AI（人工知能）＋プロ視点で選定したインフルエンサーをリストアップ
• インフルエンサーマーケティングの支援実績が、11,000件以上
• 有名芸能人からニッチなジャンルを得意とするマイクロインフルエンサーまで、幅広いキャスティングが可能
• 直接インフルエンサーと交渉することでマージンを排除し、低コストを実現

h3：UUUM（ウーム）株式会社

出典：UUUM（ウーム）株式会社

YouTuber（ユーチューバー）候補のリストアップを依頼する際、有力候補となるのが「UUUM株式会社」です。

「HIKAKINさん」や「はじめしゃちょーさん」など、芸能人と同等の知名度を誇る人気YouTuberが数多く在籍しており、とくに以下のような強みが際立っています。

▼UUUMの強み

• Youtuberを中心に4,300名以上のインフルエンサーとアサインできる
• Youtuberのマネジメントがメイン業務なため、アサイン率の高いリストアップが可能
• ハウツー系・経済・旅行・ペットなど、あらゆるジャンルのリストアップが可能
• 育成に力を入れているため、クリエイターのクオリティが高い
• インフルエンサーとの交渉トラブルが発生しにくい

リストアップに強いプラットフォーム型マーケティング会社2選

社内にある程度のリソースがある企業なら、「プラットフォーム型のインフルエンサーマーケティング会社」を検討してみるもの良いでしょう。とくに以下の2社はリストアップのマッチング精度に定評があります。

• indaHash（IDH Media Limited.）：世界中で約500万人
• LIDDELL INFLUENCER WORKSPACE/LIW（リデル株式会社）：3.5万人

ここからは、上記の2社について個別に解説していきます。

indaHash（IDH Media Limited.）

出典：indaHash（IDH Media Limited.）

indaHash(インダハッシュ)は、ポーランドに本社を構えるIDH Media Limited.が運営している、セルフサービスのインフルエンサー マーケティング プラットフォームです。

世界屈指の大規模プラットフォームとして知られており、以下のような強みを持っています。

▼indaHashの強み

• 世界中の約500万人からリストアップできる（2023年12月時点）
• 7日間の無料トライアルが試せる
• 2つのSNSで活躍しているインフルエンサーをクロス検索できる
• クリエイターの「信頼性スコア」や「ブランド親和性」も分析できる
• パフォーマンスレポートをリアルタイムで自動取得できる
• 越境ECサイトのPR用など、海外で人気のインフルエンサーも探せる
• グローバル展開している企業に人気

LIDDELL INFLUENCER WORKSPACE/LIW（リデル株式会社）

出典：LIDDELL INFLUENCER WORKSPACE/LIW（リデル株式会社）

リデル株式会社が運営する「LIDDELL INFLUENCER WORKSPACE/LIW」通称「LIW」は、用途別にシンプルな5つの機能で構成されている、ワークスペース型の多機能プラットフォームです。

たとえばLIWの1機能である「SPIRIT」はインフルエンサーマッチングプラットフォームになっており、応募者の中からリストアップできる仕組みになっています。

▼LIWの強み

• インフルエンサー登録者数3.5万人（SPIRITは約2万人）
• 7,000社の実績
• データアベースからのリストアップ、または公募式から選べる
• 公募式はリーズナブルなフォロワー単価1～2円
• 専任の担当者が、フルサポート
• とくにInstagramとTikTokに力を入れている

リストアップに強いインフルエンサー検索ツール2選

この章では、最短数秒でリストアップが入手できる、おすすめの「インフルエンサー検索ツール」として、以下の3種類をご紹介していきます。

• KOL Radar（iKala Japan株式会社）：7か国231万人以上（日本75万人以上）
• REECH DATABASE（株式会社REECH）：40万人以上

ここからは、上記3つのインフルエンサー検索ツールについて、個別に解説していきます。

KOL Radar（iKala Japan株式会社）

出典：KOL Radar（iKala Japan株式会社）

「KOL Radar」は、台湾に本社を構えるiKala Japan株式会社が運営する、AIベースのインフルエンサー検索ツールです。

アジア圏の海外インフルエンサーも多数エントリーしており、以下のような強みがあります。

▼KOL Radarの強み

• 7か国231万人以上のインフルエンサーが在籍（日本75万人以上／台湾25万人以上／マレーシア100万人以上／タイ15万人以上／ベトナム13万人以上／シンガポール2万人以上／香港1万人以上）
• AIの最先端技術によるキャスティングを提案
• 10以上の検索フィルターとキーワード検索で、AIが自動的に最適なインフルエンサー候補をリストアップ
• プロフィールを見ながら一瞬でインフルエンサーをブックマーク、プレビューできる無料のChrome拡張ツールをリリース
• オンライン上でインフルエンサーのリストアップ、保存、データの出力ができる
• 無料トライアルあり

なお、インフルエンサーマーケティングの海外展開に興味のある方は、以下の記事もご一読ください。

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2023.12.19

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Influencer Hub

2023.11.07

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REECH DATABASE（株式会社REECH）

出典：REECH DATABASE（株式会社REECH）

最後にご紹介するのは、簡単かつスピーディーにリストアップが入手できる、インフルエンサー専門のキャスティングツール「REECH DATABASE」です。

特筆すべきは、痒いところに手が届く操作性の高さでしょう。

初めてでも簡単に使いこなせるシンプルな仕様になっており、以下の通り利便性の高さが目を引きます。

▼REECH DATABASEの強み

• 40万人以上のインフルエンサーデータベースを保有
• 2.5億件以上の投稿データを活用
• 通常、数日かかるリストアップ業務を、たった1時間に短縮
• 項目や数値を選択するだけで、簡単にインフルエンサーをリストアップできる
• リストアップ後のファクトチェックから依頼まで、ツール内で完結
• たった5分でリストアップ依頼が完了
• ハッシュタグや日時を選択するだけで、わずか1分で対象インフルエンサーの「期間レポート」が作成できる
• ツール内から直接インフルエンサーにメッセージを送信できる（一括送信も可）
• １週間の無料デモあり

まとめ：インフルエンサーのリストアップは依頼するのがおすすめ

最後に、本記事でご紹介したインフルエンサーのリストアップ作業に定評がある、インフルエンサーマーケティング会社と検索ツールを、登録者数の多い順に比較してみました。

• Influencer Japan（株式会社ハーマンドット）：国内210万人、海外9,000万人
• KOL Radar（iKala Japan株式会社）：7か国231万人以上（日本75万人以上）
• indaHash（IDH Media Limited.）：世界中で約500万人
• REECH DATABASE（株式会社REECH）：40万人以上
• LIDDELL INFLUENCER WORKSPACE/LIW（リデル株式会社）：3.5万人
• Find Model（ソーシャルワイヤー株式会社）：8,500名以上
• UUUM（ウーム）株式会社：4,300名以上

前述した通り、インフルエンサー候補をリストアップする時は「質」だけでなく、ある程度の「量」も必要です。

スケジュールの都合などで第1候補と契約できないケースを想定し、第3候補くらいまで確保しておいた方が良いでしょう。

そのためには、リストアップする人数が増えても対応できる規模のデータベースを保有している依頼先が理想的と言えます。

インフルエンサーのリストアップを依頼を検討している際は、国内210万アカウントのインフルエンサーデータベースを持っているInfluencer Japanにご相談ください。