海外向けインフルエンサー9選!海外向けインフルエンサーの探し方や選び方も解説

インバウンドや海外進出で成果をあげる手段として、海外向けインフルエンサーのニーズが高まっています。
海外向けインフルエンサーとは、平たく言うと日本の情報を世界へ向けて発信しているインスタグラマーやYouTuberのことで、現地の人々から「日本に関する情報元して信用できる」と認知されているのが特徴です。
この記事では、日本の情報を世界へ向けて発信している海外向けインフルエンサーを、日本人と外国人に分けて解説していきます。
人材の探し方や選び方についても解説していますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
海外向けインフルエンサーが人気の理由
なぜ海外向けインフルエンサーが人気を集めてきるのか、その理由は巨大な市場規模を誇る以下2つのニーズが拡大しているからです。
- インバウンドの需要が急増
- 海外進出向けに最適
一昔前と比べて円安が急激に加速した結果、海外からの外国人観光客が急増しており、以下のようなインフルエンサーが日本の観光地・グルメ・カルチャーなどの情報を発信することで、絶大なPR効果を発揮しています。
- 日本から外国語で日本の魅力を発信している、日本人インフルエンサー
- 日本在住の外国人インフルエンサー
- 日本に詳しい海外在住の外国人インフルエンサー
- 海外在住の日本人インフルエンサー
同じく、円安は多くの輸出業者にも恩恵を与えています。
海外向けインフルエンサーの探し方
結論から言うと、海外向けインフルエンサーの探し方としてもっともおすすめなのは、インフルエンサーマーケティング会社(キャスティング会社)に依頼する方法です。
たしかに、インフルエンサー向けのマッチングプラットフォームを活用したり所属事務所に依頼したりする方法もありますが、海外向けインフルエンサーのキャスティングは選定条件が複雑になりがちなため、難易度が高いことで知られています。
日本人ならまだしも、外国人インフルエンサーを起用する場合は以下のようなハードルをクリアしなければなりません。
- 言語の違いからくる、コミュニケーションの難しさ
- 対象国ごとに法的ルールが違う
- 契約トラブルのリスク
その点、プロであるインフルエンサーマーケティング会社(キャスティング会社)であれば、これまでの実績から吸い上げた過去データを蓄積しているため、より適切な海外向けインフルエンサーをアサインするノウハウ・経験値を持っています。
海外向けインフルエンサーのアサイン業務で発生しがちな「契約トラブルのリスク」が予防できるのも、インフルエンサーマーケティング会社(キャスティング会社)への依頼をおすすめする理由です。
なお、海外向けインフルエンサーを起用したSNSマーケティングを予定されている場合は、以下の記事もあわせてご一読ください。
海外向けインフルエンサーの選び方
海外向けインフルエンサーを選ぶ際は、通常の選定条件に加えて以下2項目についても考慮する必要があります。
- 「インバウンド」と「海外進出」のどちらが得意か?
- 「日本人」と「外国人」のどちらが適切か?
海外向けの情報元として最も信頼性が高いのは、日本在住の外国人インフルエンサーですが、インバウンドと海外進出の両方で実績をあげており、なおかつ外国語に精通している日本人インフルエンサーをキャスティングするのも有効な手段です。
【日本人】人気の海外向けインフルエンサー4選!
この章では、日本人の海外向けインフルエンサーとして、以下の4名をご紹介していきます。
- 「Mayo Japan」さん(カルチャー・エンタメ・食/インド・英語圏)
- 「Momoka Japan」さん(フード/英語圏)
- 「Yuriko Toba」さん(カルチャー・食・旅行/英語圏)
- 「Nagi & Shin」さん(旅行・食・カルチャー/英語圏・アジア圏)
ここからは、上記4名にはどのような強み・影響力があるのかを順番に解説していきます。
「Mayo Japan」さん(カルチャー・エンタメ・食/インド・英語圏)
▼「Mayo Japan」さんのSNS情報(2025年2月時点)
- YouTubeアカウント①:@mayojapan/チャンネル登録者数:約347万人
- YouTubeアカウント②:@mayo_india/チャンネル登録者数:約2.42万人
- Instagramアカウント①:mayojapan/フォロワー数:約74.2万人
- Instagramアカウント②:mayo_india/フォロワー数:約1.1万人
- TikTokアカウント:@mayo_indo/フォロワー数:約10.81万人
- X(旧Twitter)アカウント:@MayoLoveIndia/フォロワー数:8,030人
続いてご紹介する海外向けインフルエンサーは、インドと日本を繋いでいる「Mayo Japan(人見眞代)」さんです。
ヒンディー語の教師でもある「人見眞代」さんは、現地の第二言語である英語も堪能なため、インドで圧倒的な認知度を誇っているのはもちろん、世界各国に在住するインド人すべてにリーチすることができます。
- 日本とインドの違い
- 両国の食文化
- 日本のアニメ・漫画・映画・ドラマなどのエンタメ情報
- インド舞踊オリッシーを極めた、キレのあるダンス
インド仕込みのキレキレダンスの影響も相まって、SNS総フォロワー数は実に436.3万人にも達しており、国を跨いだSNSタイアップ案件やテレビCM出演の経験が豊富なのも「人見眞代」さんの魅力です。
ちなみに 2022年には、日本コンテンツの海外進出をサポートする「株式会社JAIアニメ」を創設し、起業家としても活躍されています。
「Momoka Japan」さん(グルメ/英語圏)
▼「Momoka Japan」さんのSNS情報(2025年2月時点)
- YouTubeアカウント:@momokajapan/チャンネル登録者数:約95万人
- Instagramアカウント:momokajapan/フォロワー数:約4.9万人
- TikTokアカウント:@momokajapan.jps/フォロワー数:約1.15万人
続いてご紹介する日本人の海外向けインフルエンサーは、外国人観光客に日本食を紹介している「Momoka Japan」さんです。
日本のお菓子を紹介する動画から始まったYouTube活動は、ご本人の想定を超えた大反響を呼び、当時に投稿した「海外の学生に日本のお菓子を食べてもらうと」という動画は、実に284万回再生を記録しています。
今では外国人観光客に「わさび」や「梅干し」といった日本食を試食してもらうロケチャンネルのパイオニアとして、世界中から101.5万人ものSNS総フォロワー数を獲得しているメガYouTuberです。
流暢な英語でレポートできるのも、「Momoka Japan」さんの認知度が世界中で高まった理由でしょう。
2023年12月にはYouTube動画を元にした漫画「Momoka Japan 外国人が日本食を食べて感動が止まらない」を講談社から出版するなど、人気・知名度・リーチ力・企画力のすべてにおいて申し分ありません。
「Yuriko Toba」さん(カルチャー・食・旅行/英語圏)
▼「Yuriko Toba」さんのSNS情報(2025年2月時点)
- Instagramアカウント:i.am.yurichan/フォロワー数:約25万人
- TikTokアカウント:@i.am.yurichan/フォロワー数:約13.78万人
- YouTubeアカウント:@i.am.yurichan/チャンネル登録者数:約2.03万人
続いてご紹介する海外向けインフルエンサーは、東京から世界へ向けて日本のリアルを発信している「Yuriko Toba」さんです。
主に以下のような動画コンテンツを通して日本固有の文化に関する情報を世界中にPRすることで、SNS総フォロワー数40.8万人を獲得されています。
- 着物の着付けなど、日本固有の伝統文化
- 日本文化のあるあるネタ
- 日本食のレビュー
- 日本と海外の文化の違い
- 外国人観光客への突撃インタビュー
音声は基本的に日本語を使っていますが、英語のキャプションを付けることで外国人にも内容が伝わるコンテンツになっています。
とくに世界各国で大きな反響を呼んでいるのが、着物を着用している投稿です。
着付けや茶道、座禅といったユーザー体験型のインバウンド向けサービスをPRするには、まさにうってつけのインフルエンサーと言えるでしょう。
「Nagi & Shin」さん(旅行・食・カルチャー/英語圏・アジア圏)
▼「Nagi & Shin」さんのSNS情報(2025年2月時点)
- Instagramアカウント(夫婦)japan.films:/フォロワー数:約15.2万人
- Instagramアカウント(夫)life.on.the.coast:/フォロワー数:2,211人
- Instagramアカウント(妻):nagisa.0411/フォロワー数:2,268人
- YouTubeアカウント:@nomadicfilm/videos/チャンネル登録者数:1,120人
- X(旧Twitter)アカウント@igami_shinsuke:/フォロワー数:1,087人
続いてご紹介する日本人の海外向けインフルエンサーは、ご夫婦で活動されている「Nagi & Shin」さんです。
ご夫婦で日本全国を旅行しながら、主に以下のような情報を発信されている「Nagi & Shin」さんは、SNS総フォロワー数15.8万人を獲得されています。
- 日本の観光名所
- 観光地の飲食店やお土産屋さん
- 日本の宿泊施設
- 日本ならではの日常風景
ご主人である井神慎介さんはフォトグラファーとして活躍されており、クオリティの高い画像が大きな強みです。
説明文は日本語と英語ですが、韓国語・フランス語・タイ語などのハッシュタグを付けることで、幅広い国・地域にアピールしています。
【外国人】人気の海外向けインフルエンサー5選!
ここからは、外国人の海外向けインフルエンサーとして、以下の5名をご紹介していきます。
- 「林萍在日本」さん(観光・カルチャー・美容/中国圏)
- 「Mickael Shimizu」さん(グルメ・旅行/タイ・英語圏)
- 「kankokuma(かんこくま)」さん(観光/韓国)
- 「OTAKU IN TOKYO」さん(カルチャー・観光/英語圏)
- 「Tina Tanaka Harris」さん(コスメ・美容・旅行/英語圏)
順番に解説していきます。
なお、外国人インフルエンサーをお探しの場合は、以下の記事も参考にしてください。
「林萍在日本」さん(観光・カルチャー・美容/中国圏)
▼「林萍在日本」さんのSNS情報(2025年2月時点)
- Weiboアカウント:571331191/フォロワー数:約556万人
- Instagramアカウント:claudia.szt/フォロワー数:約1万人
- YouTubeアカウント:@lp0292/チャンネル登録者数:9,600人
続いてご紹介する外国人の海外向けインフルエンサーは、日本在住の中国人「林萍在日本(リンピンザイリーベン)」さんです。
- 日本での日常生活
- 日本の旅行・観光名所
- 日本の食文化
- 日本の伝統工芸
- 日本と中国の違い
- 日本の美容・コスメ情報
日本に関する情報は、主に中国版Twitterとも呼ばれている微博(weibo/ウェイボー)に投稿されており、556万人という驚異的なフォロワー数を獲得されています。
日本語と中国語を巧みに操るバイリンガルインフルエンサーとして両国で人気を博しており、インバウンドと海外進出の両方において多数のタイアップ事例をこなしている貴重な存在です。
また特化型ではなく、観光・カルチャー・美容など幅広いジャンルを扱っているにもかかわらず、現地の中国人に「総合的に信用できる情報」として好意的に受け取って貰えているのは、2010年から長年にわたって第一線で活躍してきた「林萍在日本」さんだからこそ、成し得た成果と言えます。
ちなみに、中国人インフルエンサーを起用したKOLマーケティングについては、以下の記事で詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
「Mickael Shimizu」さん(グルメ・旅行/タイ・英語圏)
▼「Mickael Shimizu」さんのSNS情報(2025年2月時点)
- TikTokアカウント:@mikasan__/フォロワー数:約100万人
- Facebookアカウント:mikasaninosaka/フォロワー数:約40万人
- YouTubeアカウント:@mikasan_/チャンネル登録者数:約5.31万人
- Instagramアカウント:mickaelshimizu_/フォロワー数:約3.7万人
続いてご紹介する外国人の海外向けインフルエンサーは、大阪から世界へ向けて日本食について情報を発信している、「Mickael Shimizu」さんです。
卵かけご飯のような家庭料理やコンビニフード、さらには京都の高級料亭まで幅広い価格帯の日本グルメを紹介されています。
日本人とタイ人のハーフだけあって、とくにタイ人から熱烈に支持されており、その人気ぶりからSNS総フォロワー数は150万人に迫る勢いです。
音声は基本的にタイ語ですが英語のキャプションが付いていますので、英語圏すべてにリーチすることができます。
ちなみにタイで利用者数が多いSNS第1位はFacebook、第2位はTikTokと言われていますので、「Mickael Shimizu」さんのSNSアカウント運営は、非常に理にかなっているのです。
「kankokuma(かんこくま)」さん(観光/韓国)
▼「kankokuma」さんのSNS情報(2025年2月時点)
- TikTokアカウント:@kankokuma/フォロワー数:約30.75万人
- Instagramアカウント:kankokuma_1228/フォロワー数:約27.6万人
- YouTubeアカウント:@칸코쿠마/チャンネル登録者数:約5.83万人
続いてご紹介する外国人の海外向けインフルエンサーは、2025年2月時点で日本在住歴3年の「kankokuma(かんこくま)」さんです。
「本には出てこない日本の風景」をテーマに掲げているだけあって、日本各地を旅行しながら見つけた、何気ない風景や景色を投稿されています。
最大の魅力は、すべての写真・動画をiPhoneのみで撮影しているにもかかわらず、圧倒的のクオリティに仕上がっているところでしょう。
思わず溜息が漏れるほど幻想的で美しい映像は、高価な機材を使ってプロが撮影した映画のワンシーンでは?と疑いたくなるほどの出来映えです。
有名な観光名所ではなく、あえてありきたりな日常の風景を投稿しているため、何度も来日している日本通の韓国人観光客にも効果的なPRになります。
とくに予算が限られている地方都市の町興し、ありのままの町並みを海外向けにPRしてインバウンド観光に繋げたい場合は、「kankokuma(かんこくま)」さんの起用を検討してみてはいかがでしょうか。
「kankokuma(かんこくま)」さんの投稿には、「もう一度、来日したい!」と思わせる力があります。
「OTAKU IN TOKYO」さん(カルチャー・観光/英語圏)
▼「OTAKU IN TOKYO」さんのSNS情報(2025年2月時点)
- TikTokアカウント:@otakuintokyo/フォロワー数:約39.53万人
- Instagramアカウント:otakuintokyo/フォロワー数:約9.9万人
- YouTubeアカウント:@OtakuInTokyo/チャンネル登録者数:4,060人
- X(旧Twitter)アカウント:@OtakuinTokyo1/フォロワー数:197人
続いてご紹介する外国人の海外向けインフルエンサーは、日本のカルチャー系TikTokerとして絶大な人気を誇っている、「OTAKU IN TOKYO」さんです。
いわゆる「オタク文化」を扱ったコンテンツを海外向けに発信しており、とくに以下の情報は世界中から数多くの「いいね」を獲得しています。
- 漫画やアニメの舞台となった地域を訪れる「聖地巡礼」
- アニメイベントの現地レポート
- レアアイテムなど、関連グッズの紹介
- ガチャやおでんの自動販売機など、秋葉原で人気のアイテム
- 日本の宿泊施設や交通機関
聖地巡礼を投稿している海外向けインフルエンサーは珍しくありませんが、該当シーンの写真と見比べながらアニメの本編を回想するなど、ここまで拘っている方はそう多くはありません。
音声とキャプションは英語のみではあるものの、動画や画像といった視覚的なアピール力が強いため、アジア圏のユーザーからも多数のコメントが寄せられています。
「Tina Tanaka Harris」さん(コスメ・美容・旅行/英語圏)
▼「Tina Tanaka Harris」さんのSNS情報(2025年2月時点)
- YouTubeアカウント:@TinaTanakaHarris/チャンネル登録者数:約24.7万人
- Instagramアカウント:tinatanakaharris/フォロワー数:約4.5万人
- TikTokアカウント:@tinatanakaharris/フォロワー数:1,660人
続いてご紹介する外国人の海外向けインフルエンサーは、オーストラリアのメルボルンから日本と韓国のコスメ・美容アイテムを紹介している、「Tina Tanaka Harris」さんです。
オーストラリア人と日本人のハーフという強みを活かし、ジャパンブランドの美容製品について信憑性の高い投稿を行っています。
オーストラリアにおける「Tina Tanaka Harris」さんの人気は非常に高く、SNS総フォロワー数が30万人に迫る勢いです。
事実、この章でご紹介している「Best of Beauty Awards in Japan 2024! based on 1.4 MILLION reviews」という動画は、たった2ヶ月で6万回再生を達成しました。
また、2カ国語が話せるバイリンガルインフルエンサーなのも、「Tina Tanaka Harris」さんが企業案件のパートナーとして適している理由です。
日本語が話せる外国人インフルエンサーには、投稿の指示を出す時に微妙なニュアンスでも正確に伝わる、さらにスムーズに契約できるという利点があります。
ちなみに、日本を訪れる度に旅行中の様子をSNSにアップしているため、日本の観光情報などをPRするトラベル系インフルエンサーとして起用するのもおすすめです。
まとめ:海外向けインフルエンサーをPRに起用してみよう!
この記事では、日本の情報を世界へ向けて発信している海外向けインフルエンサーをご紹介してきました。
海外向けインフルエンサーは、世界で市場シェアを拡大したい企業はもちろん、インバウンド戦略としても欠かせない存在です。
ただし、初めて海外向けインフルエンサーを起用する場合は、言葉の壁や法律の違いなどに二の足を踏む企業も少なくありません。
海外向けインフルエンサーをお探しの場合は、ぜひ株式会社ハーマンドットが運営している「Influencer Japan」にご相談ください。
国内210万、海外9,000万アカウントを超える業界最大級のインフルエンサーネットワークを活用し、最適な人材をキャスティングさせていただきます。
おすすめの代理店
ディレクション型
マッチング型
事務所型