人材採用や求人に強いSNS運用代行会社7選！成功事例も紹介

Z世代就活生の約60％がSNSを活用している今、企業にとってもソーシャルリクルーティングは定番になりつつあります。

とはいえ、SNSでの求人活動について何から初めたら良いのかわからず、チャンスを逃している企業様も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、人材採用に強いSNS運用代行会社7選をご紹介していきます。

SNS別の成功事例についても解説していますので、ぜひ今後の求人活動にお役立てください。

SNS採用（ソーシャルリクルーティング）とは？

SNS採用とは、ソーシャルリクルーティング（social recruiting）の和訳で、厳密には以下2つの意味を持ちます。

• SNSを活用した、「企業」の人材募集
• SNSを活用した、「学生」または「転職希望者」の就職活動

ただし、実際には主に「企業側が行うリクルート活動」を表す言葉として用いられているのが実情です。

SNS採用はIT分野を中心に2009年頃から普及し始めましたが、以下のようなメリットから現在では多くの業種で導入されています。

• 求職者へ拡散力が抜群
• 求人媒体を利用するよりも低コスト

ダイレクトリクルーティングとの違い

ダイレクトリクルーティング（Direct Recruiting）とは、海外でダイレクトソーシング（Direct＝直接／Sourcing＝調達）と呼ばれている通り、企業側が直接コンタクトをとって有望な人材をスカウトする手法です。

ダイレクトリクルーティングとソーシャルリクルーティングには、転職エージェントや人材紹介会社などを仲介しないという共通点があります。

ただし、有望な人材を自社のリソースだけで探さなければならないため、人材採用にかかるコストも手間も段違いにかかってしまうのが難点です。

Z世代就活生の約60％がSNSを活用

なぜSNSを活用した人材採用がデフォルトになったのか、その理由はZ世代の就活スタイルが変化しているからです。

株式会社No Companyが2023年に実施した調査によると、以下の通りZ世代就活生の約60％がSNSを活用していました。

出典：株式会社No Company　「Z世代就活生のSNS活用に関する実態調査」

さらに、企業情報をSNSで検索する就活生は55.2％、タイムパフォーマンスを意識する就活生は68.6％にものぼっていました。

つまり、正確な企業情報を手早く入手したい就活生と、より効率的かつコスパの高い方法で人材採用を行いたい企業側の利害が一致した結果、SNSを活用したソーシャルリクルーティングが普及したのです。

人材採用の求人活動をSNSで行うメリット

人材採用の求人活動をSNSで行うメリットとして、以下の5点が挙げられます。

• 自社の魅力をアピールしやすい
• 正確な情報をダイレクトに発信できる
• より多くの就活生に向けて、情報を広範囲に拡散できる
• 応募者のリアルな反応をチェックできる
• コストを節約できる

とくに、自社の魅力をアピールしやすいのは、人材採用の求人活動をSNSで行う最大のメリットと言っても過言ではありません。

求人サイトなどに掲載される情報は基本的なテンプレートが決まっているため、どうしても「ありきたり」になりがちで競合他社と似通ってしまいます。

その点、SNSを活用する場合は「現場で働いている社員のリアルな声」などを発信することで、企業の魅力を伝えることができるのです。

多くの就活生が興味を持ってくれれば情報が第三者へと拡散されていくため、人材採用が容易になるだけでなく、自社ブランドの認知度・好感度が向上するなど二次的なメリットも得られるでしょう。

人材採用の求人に強いSNS運用代行会社7選！

ここからは、人材採用の求人に強い SNS運用代行会社として、以下の社をご紹介していきます。

• 株式会社ハーマンドット（Herman Dot）
• 株式会社リソースクリエイション（エアリク）
• wakaru株式会社
• 株式会社リプカ（ripuca）
• トラコム株式会社（TraCom）
• 株式会社ガイアックス（Gaiax）
• Nu Realize株式会社

順番に解説していきます。

株式会社ハーマンドット（Herman Dot）

出典：株式会社ハーマンドット（Herman Dot）

1社目にご紹介する株式会社ハーマンドットは、初めてSNSを活用した人材採用に挑戦する、または現状の成果に満足できていない企業さまにおすすめのSNS運用代行会社です。

とくに以下のような強みは、人材採用においても高い効果を発揮します。

▼株式会社ハーマンドットの強み

• SNSごとに特化した運用代行の専門チームが対応
• 複数のSNSに対し、横断的な広告施策が可能
• ワンストップ運用により、素早く改善できる
• WEBマーケティングの総合代理店なので、施策が豊富
• 料金プランがシンプルで分かりやすい

株式会社リソースクリエイション（エアリク）

出典：株式会社リソースクリエイション（エアリク）

続いておすすめするSNS運用代行会社は、株式会社リソースクリエイションが運営している「エアリク（Air Request）」です。

エアリクの最大の強みは、なんと言っても人材採用に特化しているところでしょう。

他にも以下のような強みがあり、SNSを活用した求人活動をするなら1度は検討したいSNS運用代行会社です。

▼エアリクの強み

• 新卒採用で1,900名以上のエントリーを達成（2022年度）
• 中途採用の営業職で360名を超える反響（2022年度）
• 人材採用のノウハウを熟知している専門家チームが一括代行
• 多くの事例を公式サイトで公開している
• 日経産業新聞など、大手メディアで取り上げられている

wakaru株式会社

出典：wakaru株式会社

続いておすすめする「wakaru株式会社」は、人材採用に特化しているSNS運用代行会社です。

「SNSとデザインで採用を加速させる」とコンセプトに掲げているだけあって、「採用」と「SNS」のプロがサポートを担当するため、何から始めたら良いのか分からない企業さまでも、安心して依頼することができます。

このほか、以下のようなメリットがありますが、詳しい資料は公式サイトから無料でダウンロードが可能です。

▼wakaru株式会社の強み

• 採用とSNSのプロで構成された人材採用の専門家
• 総フォロワー数6万人以上の就職・転職アカウントを自社で運用
• メディアとタイアップした求職者向けコンテンツ制作のプランあり
• 将来的な内製化もサポート

株式会社リプカ（ripuca）

出典：株式会社リプカ（ripuca）

株式会社リプカ（ripuca）は、フォロワー数を増やして採用の母集団（本来知りたいと思っている集団全体のこと）を形成したい企業におすすめのSNS運用代行会社です。

外国語にも対応しているため、外国人の求人募集を検討されている場合は、株式会社リプカへの依頼を検討してみてはいかがでしょうか。

また以下のようなメリットも、多くの企業がSNSを活用した人材採用で株式会社リプカを選んでいる理由です。

▼株式会社リプカの強み

• 運用実績300件以上
• Instagramでは戦略の立案から効果検証まで、SNS運用歴が3年以上のスタッフが対応
• 全プランにInstagram運用で必要な項目が入っている
• 外国語対応（台湾/韓国/英語）のオプションあり
• 「継続縛り」なし（1か月からでも可能）
• シンプルな料金プラン

トラコム株式会社（TraCom）

出典：トラコム株式会社（TraCom）

続いておすすめするSNS運用代行会社は、InstagramとFacebookに特化している「トラコム株式会社」です。

トラコム株式会社最大の特徴は、人材採用支援を行っている点でしょう。

人材採用専門のSNS運用代行会社ではないものの、「企画のみ」や「運用フォローのみ」など、サポートだけ依頼できる柔軟さが魅力です。

▼トラコム株式会社の強み

• 年間1万社を超える企業の経営課題をサポート
• 長年、求人広告代理店として培った採用ノウハウを持っている
• 求人広告や採用オウンドメディアへの流入も、まるごと支援してくれる
• サポートのみの依頼も可能で、柔軟性が高い
• 要望や予算に併せてプランを提案してくれる
• プロカメラマンによる宣材写真撮影も可能
• 支店が多く、対面で相談できるので安心

株式会社ガイアックス（Gaiax）

出典：株式会社ガイアックス（Gaiax）

「株式会社ガイアックス」は、SNSの黎明期からSNSマーケティングをスタートさせた老舗です。

人材採用の分野においても多くのノウハウを持っており、広告・集客・求人活動をまとめて依頼したい企業さまに選ばれています。

▼株式会社ガイアックスの強み

• 運用実績10年以上（累計支援実績1,000社以上）
• SNS運用代行のカスタマイズ提案も可能
• 24時間365日のアカウント監視など、徹底した炎上対策
• 国内最大手のSNS情報発信メディア「Social Media Lab」を運営

Nu Realize株式会社

出典：Nu Realize株式会社

続いてご紹介するのは、採用特化型のSNS運用代行サービスを提供している「Nu Realize株式会社」です。

人材採用広報に関する資料作成やスカウトサービス、採用管理システムなど幅広い支援を受けたい企業にとっては有力候補となるでしょう。

▼Nu Realize株式会社の強み

• プロフェッショナルクリエイターがSNS運用をサポート
• 専門の人材採用マーケティング事業部が対応
• 契約から最短1週間での運用開始も可能
• 効果測定と定期的なMTGの徹底

【SNS別】人材採用の成功事例5選！

この章では、人材採用の成功事例をSNS別にご紹介していきます。

• X（旧Twitter）×株式会社サイバーエージェント
• Instagram×日研トータルソーシング株式会社
• YouTube×佐川急便株式会社
• TikTok×大京警備保障株式会社
• LINE×株式会社ニトリ

では早速、順番に見ていきましょう。

X（旧Twitter）×株式会社サイバーエージェント

最初にご紹介するのは、「株式会社サイバーエージェント」がX（旧Twitter）を活用した人材採用で成功した事例です。

特筆すべきは、新卒採用とエンジニア採用を分けてX（旧Twitter）のアカウントを運用することで、ターゲティング精度を向上させている点でしょう。

SNSを活用した人材採用は、従来の求人情報誌のような通り一辺倒な内容にとどまらず、より多くの情報を発信できるのが強みです。

とはいえ、ただ闇雲に情報量を増やせば良いという訳ではありません。

なぜなら、どのような人材を求めているのか、あるいはスタッフが日々どのように働いているかなどは、求人を出している部署によって異なるからです。

その点、職種や応募条件ごとに専用のSNSアカウントを運用する場合は、発信すべき情報が明確になる分、人材採用で生じがちなミスマッチを予防することができます。

また、株式会社サイバーエージェントではインターンシップの受付や採用イベントの日程など、鮮度が求められる情報を発信しているため、拡散力の高いX（旧Twitter）を選んで正解だったと言えるでしょう。

Instagram×日研トータルソーシング株式会社

続いてご紹介するのは、「日研トータルソーシング株式会社」がInstagram上で行った人材採用の成功した事例です。

日研トータルソーシング株式会社は人材派遣・人材紹介会社として創立40年以上の老舗ではあるものの、以下のような課題を抱えていました。

• 新卒採用の応募数が少ない
• 採用精度の低さ

そこで、ありきたりな求人情報だけでは伝わり難い「会社の魅力」を発信すべく、ビジュアル性の高いInstagramで人材採用プロモーションを展開したところ、就活生からDMによる説明会の問い合わせが増加し、「社風や職場の雰囲気が把握できて良かった」などのポジティブなコメントが寄せられるようになりました。

YouTube×佐川急便株式会社

続いてご紹介するのは、「佐川急便株式会社」がYouTubeを活用して行った人材採用で成功した事例です。

人材採用のプロモーション動画をストーリー仕立てにした結果、再生回数が2,700万を突破するほどの注目を集めました。

佐川急便は、他の企業と同様に自社のYoutube公式チャンネルから求職者向けの動画を投稿していますが、職種ごとに異なる動画をアップし、それぞれの業務内容や「やりがい」について詳しく解説しているのが特徴です。

TikTok×大京警備保障株式会社

TikTokを活用した人材採用の成功事例としてご紹介するのは、交通誘導警備や施設警備などのサービスを提供している「大京警備保障株式会社」です。

最大の成功要因は、人材採用にありがちな堅苦しい構成を避け、あえて社内の仲の良さがうかがえるコメディ路線にしている点でしょう。

警備会社の業務とはまったく関係ないダンスやイラストなどがメインになっており、エンタテインメント性が注目を集めて290万人ものフォロワーを獲得しています。

その人気は、海外ユーザーから「こんな会社で働いてみたい！」とコメントが寄せられるほどです。

採用ページへのリンクをプロフィール画面に記載するなど、本来の目的である人材採用を促進する工夫も、抜かりはありません。

LINE×株式会社ニトリ

続いてご紹介するのは、「株式会社ニトリ」が人材採用で成功した事例です。

新卒採用に特化したLINE公式アカウントを開設した結果、友達の追加人数が6万人を突破するほどの人気アカウントに成長しています。

友達の追加さえすれば、LINE上で「全ての採用情報」が閲覧できる便利な仕組みが、タイパを意識するZ世代の就活生に好評だったのでしょう。

また、以下のような工夫も人材採用にポジティブな影響を与えた要因です。

• LINEのリッチメニューから、他のSNSや採用サイトへ飛べる
• Instagramの新卒採用アカウントも併用している
• 新卒採用の専用サイトも併用している

まとめ

この記事では、人材採用に強いSNS運用代行会社について解説してきました。

現代における企業の求人活動は、より柔軟性が求められています。

なぜなら、Z世代の求職者はタイムパフォーマンスを重視する傾向が強いからです。

何より簡単に情報収集ができるスマホやタブレットが身近にあるのですから、わざわざ従来の非効率な方法で求人情報を探しはしないでしょう。

新卒はもちろん、20代の中途採用で期待通りの成果が出せていないのなら、人事採用に対応しているSNS運用代行会社への依頼を検討してみてはいかがでしょうか。