OEM企業におすすめのインフルエンサーマーケティング会社2選!インフルエンサーを探す方法も解説

本来OEM企業とは、自社で商品を開発・設計するのではなく、外部ブランドから依頼を受けて「商品の制作だけ」を担当する企業のことです。
完成した商品は、依頼主である「外部ブランド」が自社製品として販売します。
これに対し、ここ数年で急増しているのが外部ブランドを介さず、「インフルエンサーのオリジナブランド」としてOEM企業が制作した商品を販売する2者間コラボのビジネスモデルです。
なかには、OEM企業との2者間コラボきっかけに、オリジナルブランドの立ち上げを成功させたインフルエンサーも少なくありません。
つまり、2者間コラボはオリジナルブランドを立ち上げたいインフルエンサーと、製品の生産量を増やしたいOEM企業に、Win-Winの関係性をもたらしてくれるのです。
そこでこの記事では、OEM企業とインフルエンサーがタッグを組んだビジネスモデルについて解説したうえで、両者を繋いでいる支援会社をご紹介していきます。
目次
OEM企業とインフルエンサーの相性は?
絶大な影響力を持つインフルエンサーは、あらゆる企業にとって価値のある存在ですが、それは自社ブランドの商品を販売するのではなく、他社ブランドの商品を製造するOEM (Original Equipment Manufacturing)企業にとっても同義です。
事実、コスメやスキンケア、ファッションなどで多くの成功事例が報告されています。
OEM企業×インフルエンサーのビジネスモデル3選!
OEM企業とインフルエンサーがタッグを組むビジネスモデルは、本来大きく以下の2種類に分かれていました。
- インフルエンサーにOEM企業が制作した外部ブランドの製品について、レビューを投稿してもらう
- 商品の開発と販売は外部ブランドとインフルエンサーが共同で行い、商品の製作のみOEM企業が担当する
どちらも多くの成功事例が報告されているため、成功すれば大きな成果が見込めます。
とくに1番のモデルケースは一般的なインフルエンサーマーケティングの内容と大きな違いがないため、成功事例の数も膨大です。
OEM企業×インフルエンサーの新ビジネスモデルとは?
一方、コラボ商品を開発するビジネスモデルは進化を遂げており、本来であれば大元の依頼主だったブランドを介さない第3のビジネスモデルが登場しています。
以下の表に、それぞれの役割をまとめてみました。
役割 | 【従来の3者間コラボ】 ブランド × インフルエンサー × OEM企業 によるコラボ商品 | 【新しい2者間コラボ】 インフルエンサー × OEM企業 によるコラボ商品 |
---|---|---|
依頼主 | ブランド | OEM企業またはインフルエンサー |
商品開発 | ブランドとインフルエンサーが共同で行う | OEM企業のアドバイスを受けながら、インフルエンサーが主体で行う |
制作 | OEM企業のみ | OEM企業のみ |
宣伝・販売 | ブランドとインフルエンサーが共同で行う | インフルエンサーが主体で行う |
完成した商品の ブランド名 | 依頼主であるブランド名 | インフルエンサーのオリジナルブランド名 |
従来の仕組みでは、たとえ商品名はオリジナルでも「冠」として大元のブランド名を排除できません。
その点、新しいビジネスモデルはブランドを介さずにインフルエンサーとOEM企業だけがタッグを組むため、2者間コラボをきっかけに新たに立ち上げたインフルエンサー固有のオリジナルブランド名で商品を売り出すことができます。
つまり、コラボ商品を開発する新しいビジネスモデル「2者間コラボ」は、「自身のブランドを立ち上げたいインフルエンサー」と、「大手ブランドに頼らずに生産量を増やしたいOEM企業」の利害が一致して成り立っているのです。
OEM企業×インフルエンサーの2者間コラボの契約パターン
OEM企業とインフルエンサーが2者間コラボの契約を結ぶ場合、以下の2パターンがあります。
- OEM企業とインフルエンサー個人との契約
商品開発を担当するインフルエンサー個人と契約して商品をつくり、OEM企業が運営責任を担う。 - すでに設立しているインフルエンサーブランド(会社)との契約
インフルエンサー本人が経営しているブランド会社と契約し、そのブランドの一事業として依頼を受けたOEM企業が商品を製作する。
OEM企業×インフルエンサーの2者間コラボ事例4選!
以下は、OEM企業×インフルエンサーの2者間コラボの一例です。
インフルエンサー名 | OEM企業 | インフルエンサーが運営するブランド名 | コラボ商品 |
---|---|---|---|
SEIKA | PARLOR NOON | RANDEBOO | カフェの限定メニュー&グッズ |
皮膚科医の小林智子先生 | 株式会社トキワ | HALSKIN | 日焼け止め |
アーティストのアン・フォークナー | サントラージュ | SWANK | シャツパンツ、Tシャツ、メッシュニット |
YouTuberのヒカル | 株式会社トキワ | ReZARD beauty | コンシーラーパレット、リップスティック、アイブロウスティック、クッションファンデーション |
こちらで紹介したインフルエンサーは、ブランドプロデュースサーとして第一線で活躍されている実業家です。
そのため、上記で紹介したすべての事例はインフルエンサー個人ではなく、すでに立ち上げているインフルエンサーブランド(会社)とOEM企業の2者間コラボになります。
一方、企業案件として有名ブランドを含む3者間コラボで経験を積み、その後に制作力の高いOEM企業との2者間コラボをきっかけに、初のオリジナルブランドを立ち上げたインフルエンサーも少なくありません。
なお、インフルエンサーのオリジナルブランドの立ち上げに関しては、以下の記事も参考にしてください。
OEM企業×インフルエンサーのコラボで相性の良いジャンルは?
以下は、OEM企業とインフルエンサーの2者間によるコラボと相性が良いジャンルの一例です。
- コスメ
- スキンケア
- アパレル
- 収納BOXなどの雑貨
- 文具
- 飲食
とくにコスメやスキンケアといった美容系とアパレル系の商品開発は、OEM企業とインフルエンサーの2者間コラボとの相性が抜群で、新規ブランド立ち上げに至ったケースが豊富です。
OEM企業がインフルエンサーを探す方法
OEM企業にとって自社製品のレビューを投稿してくれる、またはコラボ商品を開発・販売してくれるインフルエンサーを探すのは、そう簡単ではありません。
なぜなら、OEM製品を扱ったことがあるインフルエンサーは人数が限られているうえ、そもそもOEM製品とは何かを理解していないインフルエンサーも珍しくありません。
とくにコラボ案件のパートナー探しは難易度が高く、外部ブランドを含めた3者間コラボの経験者すら少数派なのです。
まして、オリジナルブランドを立ち上げるために自らOEM企業に2者間コラボを持ちかけてくるインフルエンサーはごく一部にすぎません。
たしかに、厳密に言えばOEM企業がインフルエンサーを探す方法として以下5つの選択肢がありますが、そのほとんどは実績が豊富なインフルエンサーマーケティング会社に仲介を依頼しているのが実情です。
- 社内のリソースだけを使って、SNSから探す
- マッチングプラットフォームで探す、または募集する
- 自社のホームページで募集する
- 大々的なオーディションを開催して、選抜する
- 仲介実績が豊富なインフルエンサーマーケティング会社に依頼する
OEM企業がインフルエンサーマーケティング会社を選ぶポイント
コラボを引き受けてくれるインフルエンサーを探しているOEM企業のほとんどは、専門家が揃っているインフルエンサーマーケティング会社に依頼しています。
ただし、すべてのインフルエンサーマーケティング会社が、3者間および2者間に対応しているインフルエンサーを仲介しているわけではありません。
コラボのパートナーとしてインフルエンサーを探す際は、以下のチェックポイントが指標となります。
- 目的に合ったインフルエンサーを仲介しているか?(商品レビューかコラボ開発か)
- 自社が制作しているジャンルと専門分野が同じインフルエンサーを紹介しているか?
- 3者間コラボまたは2者間コラボの企画を提案してくれるか?
- ブランド立ち上げに意欲的なインフルエンサーを紹介してくれるか?
OEM企業におすすめのインフルエンサーマーケティング会社2選!
この章では、OEM企業とインフルエンサーを繋げているインフルエンサーマーケティング会社として、以下の2社をご紹介していきます。
- 株式会社ハーマンドット(Herman Dot)
- shigure(シグレ)
順番に解説していきます。
ちなみに、以下の記事ではOEM企業と共通点がD2Cコンサルティング会社について詳しく解説しております。
この記事とあわせて、ぜひ参考にしてください。
株式会社ハーマンドット(Herman Dot)
▼株式会社ハーマンドットの強み
- 新規ブランド立ち上げに関心が高いインフルエンサーを仲介している
- OEM製品のPR投稿が得意なインフルエンサーをキャスティングできる
- ベンチャー企業や中小企業の支援が得意
- 市場分析・商品開発・ブランドの立ち上げのすべてをトータルサポート
- とくに、美容・アパレル・食品のブランド立ち上げ支援に強い
- SNSを活用したプロモーションをバックアップしている
最初にご紹介するOEM企業におすすめのインフルエンサーマーケティング会社は、国内外9210万人という業界最大級のインフルエンサーネットワークを保有する「株式会社ハーマンドット」です。
最大の特徴は、OEM製品のレビュー投稿、外部ブランドを含めた3者間コラボ、OEM企業とインフルエンサーだけの2者間コラボすべてに対応しているところでしょう。
オリジナルブランドの立ち上げを希望しているだけでなく、実力も備わっているインフルエンサーを仲介することができます。
別途インフルエンサー向けにブランド立ち上げの支援を行っているのも、株式会社ハーマンドットならではの強みです。
株式会社ハーマンドットの企業情報
株式会社ハーマンドットにOEM企業の支援についてお問い合わせをする際は、以下の企業情報をお役立てください。
会社名 | 株式会社ハーマンドット |
---|---|
設立 | 2018年4月13日 |
電話番号 | TEL:03-6455-3088(平日10:00~19:00) ※2024年9月、番号変更 |
資本金 | 5000万円 |
所在地 | 〒150-0044 東京都渋谷区円山町19-1 渋谷プライムプラザ3階 ※2025年7月、オフィス移転 |
公式HP | https://hermandot.co.jp/ |
shigure(シグレ)
出典:shigure(シグレ)
▼shigure(シグレ)の強み
- インフルエンサーマーケティングとプロダクション業務のプロ集団
- インフルエンサー1人ひとりの個性を活かしたマネジメントを行っている
- SNSを活用した話題性づくりで新規ブランドの立ち上げをサポート
- 効率的にブランド認知度をアップさせるノウハウを持っている
- サポート力が大手よりも細やかで行き届いている
続いてご紹介するOEM企業におすすめのインフルエンサーマーケティング会社は、圧倒的な分析力と大手よりもきめ細かいサポート力に定評がある「shigure(シグレ)」です。
インフルエンサーマーケティングだけでなく、マネジメント業務を主軸とするプロダクション業務も行っているため、インフルエンサー1人ひとりの個性・実力を明確に把握しています。
もちろん何をゴールに据えているか、さらに現時点のフェーズも正確に共有しているので、ブランドを立ち上げるベストタイミングに到達しているインフルエンサーを仲介することができるのです。
shigure(シグレ)の企業情報
shigure(シグレ)にOEM企業の支援についてお問い合わせをする際は、以下の企業情報をお役立てください。
事務所名 | SHIGURE(シグレ) |
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設立 | 2022年 |
電話番号 | - |
所在地 | 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町34−5 サイトービルIII 5階 |
主なサービス | ・ブランディング事業 ・インフルエンサー、クリエイター、モデル、女優、アイドルなどのプロダクション業務 ・インフルエンサーマーケティング支援 ・SNSアカウント運用代行 |
公式サイト | https://shigure-promotion.co.jp/ |
OEM企業×インフルエンサーで新規ブランドを立ち上げよう!
この記事では、OEM企業におすすめのインフルエンサーマーケティング会社をご紹介してきました。
OEM企業×インフルエンサーのシナジー効果は、OEM製品のレビュー投稿しかり、コラボによる商品開発しかり、多くの事例が証明しています。
近年では、外部ブランドを含めた従来の3者間コラボだけでなく、OEM企業との2者間コラボをきっかけにオリジナルブランドを新たに立ち上げるインフルエンサーも続出しています。
OEM製品のレビュー投稿が得意なインフルエンサーや、オリジナルブランドの立ち上げに意欲的なインフルエンサーをお捜しの際は、ぜひ株式会社ハーマンドットにご相談ください。
OEM企業の生産量を高いレベルへ押し上げるべく、業界最大級のインフルエンサーネットワークを駆使して意欲と実力を兼ね備えたインフルエンサーを仲介し、新規ブランドの立ち上げを全力で支援させていただきます。
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