インフルエンサーの収入相場はいくら?フォロワー数・SNS別の目安と稼ぎ方

インフルエンサーの収入相場は、企業から依頼されるPR投稿1件あたり「フォロワー数×1〜4円」が目安です。Instagramでフォロワー1万人なら1件1万〜4万円、10万人なら10万〜40万円ほどで、月に何件受けるか、ほかの収入源をいくつ持つかで月収が決まります(単価はInfluencer Japanの料金目安・2026年11月時点)。
ただし、人によって収入の差はとても大きく、Find Modelがインスタグラマー約400名に行った調査(2022年6月)では、インスタグラマーとしての平均年収は116.3万円、フォロワー3万人未満では41.5万円、12万人以上では637.1万円でした。回答者の86.6%は副業として活動しています。
この記事では、フォロワー数別・SNS別の収入の目安を出典つきで整理し、収入源と稼ぎ方、PR案件の受け方、税金やステマ規制の注意点まで、インフルエンサー本人の目線で解説します。
この記事のポイント
- PR投稿の報酬は、1件あたり「フォロワー数×1〜4円」が目安です
- インスタグラマー約400名の調査では平均年収116.3万円で、86.6%が副業でした
- YouTubeの広告収益は、登録者1,000人と総再生4,000時間などを満たしてからです
- PR案件はDM・マッチングプラットフォーム・事務所の3つの経路で受けるのが一般的です
- 副業の所得が年20万円を超えたら確定申告。PR投稿には「PR」の表記が必須です
【フォロワー数別】インフルエンサーの収入目安
インフルエンサーの収入に影響を与える要素はいくつかありますが、その代表格なのがフォロワー数です。
そこでこの章では、インフルエンサーをフォロワー数によって以下4つのレベルに分けて、収入の目安について解説していきます。
- フォロワー数が1万人前後のインフルエンサーの収入目安
- フォロワー数が3〜5万人のインフルエンサーの収入目安
- フォロワー数が10万人以上のインフルエンサーの収入目安
- フォロワー数が100万人超のトップインフルエンサーの収入目安
順番に解説していきます。
なお、インフルエンサーのランク分けについては、以下の記事を参考にしてください。
フォロワー数が1万人前後のインフルエンサーの収入目安
フォロワー数が1万人前後に到達したインフルエンサーは、ようやく収益化のスタートラインに辿りついた状態です。
そのため、以下の通り本業に相当するほどの収入は得られません。
- 月収目安:1万円~5万円
- 主な収入源:小規模なPR案件、アフィリエイト
- 案件受注時のフォロワー単価:1〜3円
- 案件単価:1万円~3万円
フォロワー数が1万人前後のインフルエンサーが収益を増やすには、より多くの企業案件を受注するのが近道です。
以下の通り、たとえ企業案件の単価が安くても、受注件数が増えれば十数万円の収入が見込めます。
- 月に1件の企業案件を受注した場合:1件×1~3万円=1~3万円
- 月に5件の企業案件を受注した場合:5件×1~3万円=5~15万円
フォロワー数が3〜5万人のインフルエンサーの収入目安
一方、フォロワー数が3〜5万人に到達したインフルエンサーが得られる収入の目安は、以下の通りです。
- 月収目安:5万円~25万円
- 主な収入源:企業PR案件
- 案件受注時のフォロワー単価:1〜3円
- 案件単価: 3万円~15万円
フォロワー数が3~5万人になると、企業から依頼されるPR案件が収入の大半を占めるようになります。
フォロワー単価はさほど値上がりしないものの、このレベルのインフルエンサーはエンゲージメント率の高さが際立っているため、企業案件の受注数が増えるのが特徴です。
ちなみに、フォロワー数が1万〜10万人のインフルエンサーは、一般に「マイクロインフルエンサー」と呼ばれています。
フォロワー数が10万人以上のインフルエンサーの収入目安
フォロワー数が10万人以上のインフルエンサーが得られる収入の目安は、以下の通りです。
- 月収目安:20万円~50万円
- 主な収入源:企業PR案件
- 案件受注時のフォロワー単価:2~3円
- 案件単価:20万円~30万円
フォロワーが10万人を超えると、フォロワー単価の値上げと企業案件の確実性により、本格的な収益化が可能です。
コンスタントに企業からオファーされる人も多く、収入が安定してきます。
ただし、ジャンルやプラットフォームによっては相場よりも報酬が低くなるケースもあるため、単純に比較することができません。
フォロワー数が100万人超のトップインフルエンサーの収入目安
フォロワー数が100万人以上のメガインフルエンサーが得られる収入の目安は、以下の通りです。
- 月収目安:100万円~
- 主な収入源:大手企業案件、自社ブランドの収益
- 案件受注時のフォロワー単価:2~4円
- 案件単価:200万円~400万円
メガインフルエンサーになると、企業案件の規模が大きくなるため収入が一気にあがります。
知名度と専門知識を活かして、自社ブランドを立ち上げるインフルエンサーも珍しくありません。
ただし、大型の企業案件は件数自体が少なく月を跨ぐケースもあるため、収入の多い月と少ない月の差が大きくなりがちです。
なお、以下の記事では代表的なメガインフルエンサーをご紹介していますので、目標を定める際の参考にしてください。
フォロワー数別の収入目安の早見表
企業案件1件あたりの報酬は「フォロワー数×単価」で計算でき、Instagramなら単価はフォロワー1人あたり1〜4円が目安です。この単価でフォロワー数別に計算すると、次のようになります。
| フォロワー数 | PR投稿1件の目安 | 月2件受けた場合 | 主な収入源 |
|---|---|---|---|
| 5,000人 | 5,000〜2万円 | 1万〜4万円 | 商品提供の案件・アフィリエイト |
| 1万人 | 1万〜4万円 | 2万〜8万円 | 小規模なPR案件・アフィリエイト |
| 3万人 | 3万〜12万円 | 6万〜24万円 | PR案件 |
| 10万人 | 10万〜40万円 | 20万〜80万円 | PR案件・アンバサダー契約 |
| 100万人 | 100万〜400万円 | 200万〜800万円 | 大型の案件・自分のブランド |
出典:Influencer Japan(株式会社ハーマンドット)の料金目安「Instagramはフォロワー数×1〜4円」(2026年11月時点)をもとに計算。事務所や代理店を通す場合は手数料が差し引かれます。
実際の金額は、ジャンル(美容や金融など広告主の多いジャンルは高め)、エンゲージメント率、リールか画像かといった投稿の形、写真・動画を広告に使う二次利用の有無で上下します。案件の数は毎月一定ではないため、年収は「1件の単価×月の件数×12か月」に、アフィリエイトなどほかの収入を足して見積もりましょう。
調査データで見るインフルエンサーの年収
Find Modelがインスタグラマー約400名に行った調査(2022年6月)では、Instagramでの年収は次のとおりでした。
| 区分 | 年収 |
|---|---|
| 回答者全体の平均 | 116.3万円 |
| フォロワー3万人未満の平均 | 41.5万円 |
| フォロワー12万人以上の平均 | 637.1万円 |
| 本業のインスタグラマーの平均 | 約411.9万円 |
| 最も多かった人(本業) | 3,000万円 |
出典:Find Model「約400名に聞いた!インスタグラマーの職業・年収を大調査」(2022年6月調査・2026年11月時点で公開中)
回答者の86.6%は副業で、本業にしている人は13.4%でした。アカウントを作ってからPR案件を受けるようになるまでは平均で約2年かかっており、フォロワーが12万人を超えると平均年収が大きく伸びています。
【プラットフォーム別】インフルエンサーの収入相場と特徴
インフルエンサーの収入相場は、投稿するプラットフォームによっても影響を受けます。
ここからは、以下の4つのプラットフォームごとに収入相場と特徴について解説していきます。
- Instagram|企業案件中心で写真・動画の質が収益に直結する
- YouTube|広告収入と案件の両立で安定的な高収益が見込める
- TikTok|短尺動画とライブ配信で拡散力を活かして稼ぐ
- X(旧Twitter)|拡散力と速報性を生かした情報発信で収益化を狙う
順番に解説していきます。
Instagram|企業案件中心で写真・動画の質が収益に直結する
インスタグラマーの収入相場は、以下の通りです。
▼フォロワー数3万人の収入目安
- 月収目安:5万円~25万円
- 主な収入源:企業案件
- 案件単価: 3〜10万円
- 高額報酬が見込めるジャンル:美容、ファッション、グルメなど写真映えするジャンル
- 収入に影響する主な要素:写真、動画の品質
- 傾向:報酬は写真より動画の方が高い
Instagramは、写真や動画の品質が収入に直結するのが特徴で、動画の方が報酬は割高です。
ただし、インスタグラマーの大半は高額報酬が見込めるジャンルを扱っているため、大勢のライバルを出し抜くのは至難の業です。
YouTube|広告収入と案件の両立で安定的な高収益が見込める
YouTuberの収入相場は、以下の通りです。
▼チャンネル登録者1万人の収入目安
- 月収目安:5万円~数十万円
- 主な収入源:広告収入、企業案件
- 案件単価: 5万円~30万円
- 広告単価:1再生あたり0.1〜0.5円
- 高額報酬が見込めるジャンル:教育、学習、AI、美容、ペット、ガジェット
- 収入に影響する主な要素:最後まで見て貰える長尺動画づくり
- 傾向:チャンネル登録者1万人規模でも、収益化が見込める
YouTubeは柱となる収益源が2つあるため、チャンネル登録者数が少なくても他のSNSより高額収入が見込めるのが強みです。
とくに広告収入の得やすさが大きなアドバンテージになっており、企業案件と両立できれば安定的な高収益が見込めます。
TikTok|短尺動画とライブ配信で拡散力を活かして稼ぐ
TikTokerの収入相場は、以下の通りです。
▼フォロワー数10万人の収入目安
- 月収目安:10万円〜50万円
- 主な収入源:企業案件、ライブ配信による販売や投げ銭(ギフト機能)
- 案件単価: 5万〜20万円
- 高額報酬が見込めるジャンル:ファッション、コスメ、アプリ
- 収入に影響する主な要素:若年層に拡散を促すエンタメ性
- 傾向:案件単価は低め
TikTokで収入を増やすには、「企業案件の短尺動画」と「ライブ配信の投げ銭」を組み合わせるのがおすすめです。
企業案件の報酬は他のSNSより低めではあるものの、一度拡散されれば「TikTok売れ」が発動し、一気に収入がアップします。
X(旧Twitter)|拡散力と速報性を生かした情報発信で収益化を狙う
X(旧Twitter)で活動しているインフルエンサーの収入相場は、以下の通りです。
▼フォロワー数5万人の収入目安
- 月収目安:5万円~15万円
- 主な収入源:企業案件、アフィリエイト
- 案件単価: 数万円
- 高額報酬が見込めるジャンル:仕事、恋愛・友情、サブカル、家族、教育、健康
- 収入に影響する主な要素:鮮度の高い情報発信
- 傾向:他のSNSよりも収益化の難易度が高い
X(旧Twitter)で安定的に収入を得るには、拡散力と速報性を生かした情報発信が欠かせません。
他のSNSよりも案件単価が低いX(旧Twitter)は、単体で収益を上げるのが難しいプラットフォームです。
そのため、ほとんどのインフルエンサーはブログや複数のSNSを併用する、あるいは有料プランに加入しています。
有料プランに加入する際は、収入から月額料金を支払っても問題ないか精査しましょう。
SNS別の収益化の条件と単価の目安
SNSごとに、企業案件の単価の決まり方と、SNSから直接お金を受け取れる条件が違います。主な違いは次のとおりです。
| SNS | 主な収入源 | SNSから受け取る報酬の主な条件 | 企業案件の単価の目安 |
|---|---|---|---|
| 企業案件・アフィリエイト | ギフトやバッジは機能・地域ごとに条件が違う | フォロワー数×1〜4円 | |
| TikTok | 企業案件・Creator Rewards・LIVEギフト・TikTok Shop | 18歳以上・フォロワー1万人・30日で10万回視聴など | フォロワー数×2〜4円 |
| YouTube | 広告収益・企業案件・メンバーシップ | 登録者1,000人+年4,000時間か90日でショート1,000万回 | 再生数×10円〜 |
| X(旧Twitter) | 企業案件・アフィリエイト・広告収益の分配 | 広告収益の分配は有料プランの加入などが必要 | フォロワー数×1〜4円 |
出典:YouTubeヘルプ、TikTok Creator Academy、単価は Influencer Japan の料金目安(2026年11月時点)
YouTubeは、2027年2月1日から新しく参加するチャンネルの基準を「直近365日の総再生時間8,000時間」または「直近90日のショート視聴回数2,000万回」に引き上げると発表しています(すでに参加しているチャンネルの参加資格は変わりません)。TikTokでは2025年6月30日に日本でTikTok Shopが始まり、ショート動画やLIVE配信で商品を紹介して報酬を受け取れるアフィリエイトプログラムも用意されています。
理解しておくべきインフルエンサーの収入を左右する要素
インフルエンサーの収入を左右する主な要素は以下の5つです。
- エンゲージメント率
- ジャンル単価の違い
- フォロワー層の属性と信頼度
- 専門性とコンテンツの質
- プラットフォーム選びとアルゴリズム理解
順番に解説していきます。
エンゲージメント率
結論から言うと、企業がインフルエンサーの選定でもっとも重視しているのは、フォロワー数ではなく、エンゲージメント率です。
どんなにフォロワー数が多くても、エンゲージメント率が低ければ企業の目的は達成されません。
一方、たとえフォロワー数が1万人でも保存率が20%であれば、2,000人の視聴者に影響を与えた優秀なインフルエンサーだと、高く評価してもらえます。
収入を増やすには、フォロワーの人数ではなく「熱量の高さ」を引き上げることが重要です。
ジャンル単価の違い
企業案件の単価はジャンルによって大きな差があり、収入に大きな影響を与えます。
以下は、企業案件の単価を特徴ごとにジャンル分けした一例です。
- 単価が高額なジャンル:美容、コスメ、金融、投資
- 単価が中程度のジャンル:旅行、グルメ
- 単価はやや低めのジャンル:ライフスタイル、生活用品
得意分野の中から、企業案件の単価が高額なジャンルを探してみましょう。
ただし、単価が高いからと言って未知の分野に挑戦する場合は、相応の工夫が必要です。
フォロワー層の属性と信頼度
企業は自社のターゲット層とフォロワー属性が一致しているインフルエンサーを重用します。
しかし、10代の女性向けのコスメ情報を投稿しているからと言って、必ずしもフォロワー属性が一致しているとは限りません。
フォローする理由は投稿内容だけでなく、インフルエンサーが生み出している世界観やトリック動画の撮影方法、コンテンツに写り込んでいるペットが気に入られているケースもあるのです。
フォロワー属性を決めつけず、狙った層に支持されているのか、実際に交流しながら探求してみましょう。
専門性とコンテンツの質
企業は、安心して仕事を任せられるインフルエンサーを選びます。
具体的には、関連の資格を保有している、あるいは同じジャンルの商品プロデュースを担当した経験があるなど、専門性を重視しているのです。
ただし、たとえこれらの条件を満たしていなくても、徹底的に調査した情報を発信していたり、独自の視点で鋭い指摘をしていたりするインフルエンサーは、信用に値すると高く評価されます。
収入を増やすには、専門性とコンテンツの質に注力することが重要です。
プラットフォーム選びとアルゴリズム理解
収入を伸ばすには、大前提としてPV(ページビュー)を増やさなければなりません。
そのためには、SNSのアルゴリズムを深く理解して、おすすめ表示される方法などを突き止める必要があるのです。
アルゴリズムはアップデートを重ねて進化しているため、常に最新の知識を身に付けておきましょう。
また、アルゴリズムの難易度には差があるため、プラットフォームを選ぶ際のチェックリストに加えておくと安心です。
インフルエンサーの7つの主な収入源
インフルエンサーの主な収入源は、以下の7つです。
- 企業案件・PR投稿
- 広告収入
- アフィリエイト収入
- オリジナル商品・ブランドの販売
- ライブ配信の投げ銭・ギフト機能
- イベント出演・メディア出演・講演依頼
- オンラインサロン・有料コンテンツ・講座運営
順番に解説していきます。
企業案件・PR投稿
インフルエンサーが手にする収益の内、大きなウエイトを占めているのが企業案件です。
企業案件は、指定された商品を紹介する代りに報酬を受け取る仕組みになっており、前述した通り単価の相場はフォロワー数やエンゲージメント率、ジャンルなどによって異なります。
企業に「この人に任せて良かった!」と思って貰えれば、長期契約も可能です。
広告収入
とくにYouTubeやTikTokといった動画系のSNSで、大きな収入源となるのが広告収入です。
動画系のSNSでは、コンテンツが放映されている途中または投稿と投稿の間に広告が自動的に表示され、その一部がインフルエンサーに分配される仕組みになっています。
広告収入の報酬単価は広告の種類などによって変動しますが、一般に1再生あたり0.1〜0.5円程度といわれます(YouTubeは単価を公表していません)。
アフィリエイト収入
アフィリエイトとは、インフルエンサーが商品やサービスを紹介し、実際に売れた場合に限り成果報酬が貰えるビジネスモデルです。
自分の投稿に商品のリンクを貼るだけなので、在庫を抱えなくても収入が得られます。
事実、多くのインフルエンサーが「Amazonアソシエイト」や「楽天アフィリエイト」などを活用し、収入を伸ばしています。
オリジナル商品・ブランドの販売
オリジナル商品や外部ブランドの商品を販売するのも、インフルエンサーの大きな収入源です。
いわゆる物販は、自社ブランド・外部ブランドを問わずライブ配信との相性が抜群で、その場でおすすめポイントを紹介したりフォロワーからの質問に答えたり、リアルタイムでやり取りしながら購買意欲を後押しすることができます。
ライブ配信の投げ銭・ギフト機能
投げ銭とは、フォロワーが配信者に金銭を送って応援する仕組みを指し、近年ではインフルエンサーの重要な収入源になっています。
通行人が路上パフォーマーに対して鑑賞料金を投げ渡す動作がベースになっており、とくにライブ配信との相性の良さは格別です。
以下の通り、投げ銭を可能にする機能の数や名称はSNSごとに異なっています。
- YouTube:ライブ配信やプレミア公開中の「スーパーチャット」、ライブ配信以外の「Super Thanks」
- TikTok:ギフト機能
- インスタ:ライブ配信用の「バッジ機能」、リール動画用の「ギフト機能」
- X(旧Twitter):Tips(チップ)機能
イベント出演・メディア出演・講演依頼
イベントやメディアに出演したり、講演で聴衆へ向けて話したりするのも、インフルエンサーの貴重な収入源です。
とくに企業が開催するイベントは、新商品のリリース記念やポップアップストアなど種類が豊富で、複数の同業インフルエンサーと共演することも珍しくありません。
これらの依頼は、フォロワーと対面できるだけでなく「顔」を売る絶好のチャンスです。
オンラインサロン・有料コンテンツ・講座運営
専門家としてオンラインサロンや有料コンテンツを運営する、あるいは講師として講座を運営できれば、収入が劇的に増加します。
ただし、周囲から専門家だと認めてもらうには、相当な知識量と経験が必要なのはもちろん、ジャンルによっては資格取得が必須です。
収入源ごとの特徴の比較
| 収入源 | 始めやすさ | 収入の安定性 | 主なSNS |
|---|---|---|---|
| 企業案件・PR投稿 | フォロワー数千人から依頼が来ることも | 案件の数で上下する | Instagram・TikTok・YouTube・X |
| 広告収益の分配 | SNSごとの条件を満たす必要あり | 見られ続けるほど積み上がる | YouTube・TikTok・X |
| アフィリエイト | フォロワーが少なくても始められる | 商品の売れ行きしだい | 全SNS・TikTok Shop |
| 投げ銭・ギフト | ライブ配信ができれば始められる | 熱心なファンの数で決まる | TikTok・YouTube・Instagram |
| 自分の商品・ブランド | ファンが育ってから | 利益率が高く安定しやすい | 全SNS |
| イベント・講演・有料講座 | 知名度や専門性が必要 | 依頼の数しだい | 全SNS |
出典:各SNSの公式情報と上位の解説記事をもとに編集部作成(2026年11月時点)
企業案件だけに頼ると、案件が途切れたときに収入がゼロになります。フォロワーが少ないうちはアフィリエイトや投げ銭から始め、フォロワーが増えるにつれて企業案件、さらに自分の商品へと、収入源を少しずつ増やしていくのが安定への近道です。
インフルエンサーとして収入を得るためのステップ
インフルエンサーとして収入を得るには、以下7つのステップを順番にクリアしていくのがセオリーです。
- 発信テーマとプラットフォームを決める
- ロールモデルを分析しアカウント設計を行う
- プロフィールとビジュアルの統一感を整える
- 継続的な投稿とフォロワーとの交流を習慣化する
- 投稿の反応を分析し、改善サイクルを回す
- 企業案件やアフィリエイトへの参加で収益化を始める
- 事務所やエージェントと契約して活動を拡大する
ここからは、具体的に何をすべきなのかステップごとに解説していきます。
1.発信テーマとプラットフォームを決める
ファーストステップは、発信テーマとプラットフォームの選択です。
最適な発信テーマとプラットフォームを選ぶためには、以下の2点がポイントとなります。
- 自分の強みを活かせるテーマか?
- テーマとSNSの特徴は一致しているか?
2.ロールモデルを分析しアカウント設計を行う
ロールモデルとして最適なのは、自身と同じテーマで成功しているインフルエンサーです。
対象を定めたら、以下の項目を分析して自身のアカウント設計を行いましょう。
- 投稿内容:コンテンツの構成、画像や動画の特徴、キャプションの書き方など
- 投稿スタイル:投稿の頻度、投稿のタイミング、ストーリーズの活用方法など
- フォロワーとの関係構築:交流の頻度、コメントへの返信速度や内容など
- ビジネスの傾向:収益化の手段、企業案件の頻度、コラボの形態など
3.プロフィールとビジュアルの統一感を整える
次に、プロフィールを充実させてアカウント全体のビジュアルを統一します。
プロフィールでとくに重要な自己紹介文は、保有している資格や経験年数などを中心に、フォローする価値があることを簡潔に記載し、他のSNSやオフィシャルサイトへのリンクを貼っておきましょう。
また、初めて見てくれた人の記憶に残るよう、アカウント全体のビジュアルに統一感を持たせて、強く印象づけることも重要なポイントです。
4.継続的な投稿とフォロワーとの交流を習慣化する
週3~4回のペースで継続的に投稿することで、フォロワーに見てもらえる機会が増え、プラットフォームからも評価されやすくなります。
たとえばYouTubeであれば、予告配信を行うことで反応してくれたフォロワーと交流する機会が生まれ、習慣化しやすくなるのです。
交流を習慣化できれば、よりフォロワーとの距離が縮まって密接な信頼関係が築けます。
5.投稿の反応を分析し、改善サイクルを回す
インフルエンサーとして安定した収入を得るには、改善サイクルの構築が欠かせません。
投稿ごとに以下のようなエンゲージメント率を確認し、フォロワーの反応を数値化すると改善点が見えてきます。
- 「いいね」数
- コメント数
- 保存数
- プロフィールへの遷移数
6.企業案件やアフィリエイトへの参加で収益化を始める
ステップ5まで完了したら、いよいよ本格的に収益化を目指します。
公募型の企業案件やアフィリエイトプログラムに参加して、少額の収入を得るところから始めてみましょう。
7.事務所やエージェントと契約して活動を拡大する
企業案件やアフィリエイトである程度の収入が得られるようになったら、事務所やエージェントと契約して活動を拡大します。
最初からフリーランスという立場で会社員と同額の収入を得ているインフルエンサーは、ほんの一握りです。
事務所やエージェントと契約することで、複数のインフルエンサーを対象にした企業案件を紹介して貰い、経験値を積みましょう。
PR案件(企業案件)を受ける3つの方法
PR案件を受ける方法は、①企業からのDMやメールで直接受ける、②マッチングプラットフォームに登録して応募する、③事務所やエージェントに所属して紹介してもらう、の3つです。フォロワーが少ないうちは、自分から案件に応募できるマッチングプラットフォームが始めやすい方法です。
| 受け方 | 特徴 | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 企業からのDM・メール | 条件の交渉を自分で行う | フォロワーが多く、指名される人 | 条件のあいまいな依頼や詐欺に注意 |
| マッチングプラットフォーム | 公開された案件に自分で応募できる | 実績を作りたい人・副業の人 | 規約(直接取引の禁止など)を確認 |
| 事務所・エージェント | 案件の紹介や交渉を任せられる | 本業にしたい人 | マネジメントの手数料がかかる |
出典:編集部まとめ(2026年11月時点)
マッチングプラットフォーム「Bloom」で案件を受ける
Bloom(ブルーム)は、企業がPR案件を公開し、インフルエンサーが応募して起用される、企業向けのインフルエンサーマッチングプラットフォームです(運営:株式会社ハーマンドット)。インフルエンサーとして登録すると、公開された案件の中から自分のジャンルに合うものに応募できます。インフルエンサー側の主な特徴は次のとおりです(2026年11月時点・公式サイトより)。
- 審査制:掲載されるのは運営の審査を通過したインフルエンサーだけです。企業側も事業内容や商材の審査を受け、違法性のある商材や薬機法に反する表現を求める案件は掲載されません
- 報酬の受け取りがかんたん:報酬はBloomが企業から受け取ってインフルエンサーに支払うため、企業ごとに請求や入金の確認をする必要がありません
- やり取りが止まりにくい:企業側の返信やリマインド、初稿のチェック、インサイトの回収はAIが24時間代行するため、締め切りや提出物の行き違いが起きにくくなります
- 次の投稿に生かせる:効果の高かった投稿をAIが分析し、インフルエンサーごとに次の投稿の作成・修正の指示が届きます
- 成果を実績にできる:ASP機能で、自分の投稿から生まれたクリック・購入・売上が人ごとに計測されます
- 海外の案件も母国語で:画面は日本語・英語・韓国語・中国語に切り替えられ、チャットは自動翻訳されます
応募の前に、報酬、投稿の本数と期限、写真・動画の二次利用の有無といった募集の条件を必ず確認しましょう。二次利用ありの案件では、投稿した写真・動画が企業の広告やLPにも使われます。登録はBloomのインフルエンサー登録ページから行えます。
案件を受ける前のチェックリスト
- 報酬額と支払日、振込手数料をどちらが負担するか
- 投稿するSNS・本数・投稿日と、修正できる回数
- 写真・動画の二次利用の範囲(使う場所・期間)と、その費用
- PR表記の入れ方(「PR」の位置やタイアップ投稿ラベル)
- 競合する商品を紹介できない期間があるか
PR案件を受けたいインフルエンサーの方は、Bloom(ブルーム)への登録も検討してみてください。Bloomは企業とインフルエンサーをつなぐマッチングプラットフォームで、登録して審査を通ると、企業が掲載した案件に応募できます。報酬の受け取りや企業とのやりとりもBloomの画面の中で進められます。
インフルエンサーとして収入を得る際の注意点
職業としてインフルエンサーを目指すなら、収入を得る際の注意点についても把握しておく必要があります。
とくに重要なのが、以下6つの注意点です。
- ステルスマーケティング(ステマ)違反に注意する
- 虚偽・誇張表現を避けて信頼性を保つ
- フォロワーの購入や不正なアカウント操作をしない
- 著作権・肖像権・商標権を侵害しない
- 詐欺や怪しい案件への参加を避ける
- 税務処理や契約内容を適切に管理する
順番に解説していきます。
ステルスマーケティング(ステマ)違反に注意する
ステルスマーケティングは、2023年10月1日から景品表示法で規制されています。
企業から依頼された投稿には「#PR」や「タイアップ」などを明記し、広告であることを示す必要があります。規制の対象は依頼した企業ですが、表記のない投稿をするとインフルエンサー自身も信頼を失い、次の案件を得にくくなります。「PR表記を外してほしい」という依頼は断りましょう。
虚偽・誇張表現を避けて信頼性を保つ
虚偽・誇張表現を行った場合、「措置命令」や「罰金」などの法的罰則を課せられる可能性があります。
また、炎上によって甚大な痛手を負うケースもあるため、信頼を損なう行為は禁物です。
フォロワーの購入や不正なアカウント操作をしない
フォロワーの購入や不正なアカウント操作は、プラットフォームの規約違反に該当します。
アカウントの凍結や削除といった厳しいペナルティを科せられたり、社会的な信用が失墜したりと致命的なダメージを負いかねません。
著作権・肖像権・商標権を侵害しない
著作権・肖像権・商標権を侵害する行為は、損害賠償請求や刑事罰の対象です。
たとえ一時的に収入が増えたとしても、本来の権利者からの損害賠償請求によって高額な罰金が科せられては、意味がありません。
詐欺や怪しい案件への参加を避ける
インフルエンサーとして有名になると、国際ロマンス詐欺や投資詐欺などに遭うリスクが高まります。
以下の対策を講じたうえで、怪しい案件への参加は避けましょう。
- 個人情報の漏洩に気をつける
- DMで届いたURLにアクセスしない
- パスワードを定期的に変更する
- クレジットカードの履歴を小まめに確認する
税務処理や契約内容を適切に管理する
会社員などの給与所得者は、インフルエンサーとしての所得(収入から経費を引いた額)が年間20万円を超えると、所得税の確定申告が必要です(20万円以下でも住民税の申告は必要)。専業の場合は、所得が基礎控除などの合計額を超えると確定申告が必要です。企業から商品だけを受け取った場合も、原則として経済的利益として収入に含まれます。
金額や入金のタイミングなど、クライアントとの契約内容をしっかりと確認し、適切に管理しましょう。
よくある質問
Q. インスタでフォロワー10万人だといくら稼げますか?
Instagramでフォロワー10万人の場合、企業案件の報酬は1件あたり10万〜40万円ほどが目安です(フォロワー数×1〜4円で計算)。月に2件受ければ月20万〜80万円の計算になり、Find Modelの調査(2022年6月)ではフォロワー12万人以上のインスタグラマーの平均年収は637.1万円でした。
Q. インスタでフォロワー4,000人だと月収はどのくらいですか?
フォロワー4,000人のPR投稿の報酬は、計算上1件4,000〜1万6,000円ほどです。ただしこの規模では、報酬なしで商品を提供する案件やアフィリエイトが中心になりやすく、バンタンクリエイターアカデミーの解説ではフォロワー1,000〜5,000人の年収の目安を3万〜30万円としています。ジャンルとフォロワー層がはっきりしていれば、報酬つきの企業案件を受けることもできます。
Q. インフルエンサーはいくらくらい稼げますか?
インフルエンサーの収入は人によって大きく違います。Find Modelがインスタグラマー約400名に行った調査(2022年6月)では、インスタグラマーとしての平均年収は116.3万円、本業にしている人の平均は約411.9万円、最も多い人は3,000万円でした。回答者の86.6%は副業で活動しています。
Q. インスタは1フォロワー何円ですか?
Instagramの企業案件は、フォロワー1人あたり1〜4円が目安です(Influencer Japanの料金目安・2026年11月時点)。美容など広告主の多いジャンル、エンゲージメント率の高いアカウント、リールなど手間のかかる投稿ほど高くなりやすい傾向があります。
Q. フォロワーが少なくてもPR案件は受けられますか?
フォロワーが数千人でも、ジャンルとフォロワー層がはっきりしていれば、商品提供の案件などからPR案件を受けられます。Bloom(ブルーム)のように、企業が公開した案件に自分から応募できるマッチングプラットフォームに登録しておくと、実績づくりの機会を見つけやすくなります(登録には審査があります)。
Q. インフルエンサーの収入に税金はかかりますか?
インフルエンサーとしての収入にも税金がかかります。会社員などの給与所得者は、給与以外の所得(収入から経費を引いた額)が年間20万円を超えると所得税の確定申告が必要で、20万円以下でも住民税の申告は必要です。企業から受け取った商品も、原則として収入に含まれます。
Q. PR投稿に「PR」と書かないとどうなりますか?
2023年10月1日から、広告であることを隠した宣伝(ステルスマーケティング)は景品表示法違反になりました。規制の対象は依頼した企業ですが、表記のない投稿はフォロワーや企業からの信頼を失う原因になります。企業から依頼された投稿には、必ず「PR」などの表記を入れましょう。
Q. YouTubeは登録者何人から収益化できますか?
YouTubeの広告収益を受け取るには、YouTubeパートナープログラムへの参加が必要で、登録者1,000人に加え、直近12か月の総再生時間4,000時間か、直近90日のショート視聴回数1,000万回が条件です(2026年11月時点)。2027年2月1日からは、新しく参加する場合の基準が総再生時間8,000時間か、ショート視聴回数2,000万回に引き上げられる予定です。
あわせて読みたい
まとめ:自分の強みを活かしてインフルエンサーとして収入を得よう
インフルエンサーは、高額収入が狙える魅力的な仕事です。
とくに、自分の強みを十分に活かせているインフルエンサーは、桁違いの高収入を手にしています。
ただし、インフルエンサーの収入はフォロワー数やプラットフォーム、発信している情報のジャンルなど多くの要素によって影響を受けるため、初心者が簡単に利益を出せる訳ではありません。
インフルエンサーとして収入を得るには、自分の強みが活かせているか、現状を把握するところから始めてみましょう
おすすめの代理店
ディレクション型
マッチング型
事務所型


















