YouTubeでのインフルエンサーマーケティングを成功させるためのポイントを解説!
目次
YouTube動画を使ったインフルエンサーマーケティングで成功している企業と、失敗している企業の違いをご存知ですか?
今回は、YouTubeを用いたインフルエンサーマーケティングのメリット・デメリットを踏まえたうえで、成功させるコツや相性の良い業界などについて解説します。
YouTubeにおけるインフルエンサーマーケティングとは?
YouTubeに特化したインフルエンサーマーケティングとは、商品やサービスを宣伝・プロモーションをするために、発信力および影響力の高いYouTuberを起用する動画マーケティングです。
なぜ多くの企業がYouTubeにおけるインフルエンサーマーケティングに注目しているのか?その理由がわかる調査を2つ紹介します。
ひとつ目は、Glossom株式会社が実施した「ソーシャルコマースに関する定点調査2022」です。
下記のとおり、商品の購入またはサービスを利用する際に「知る・参考にする・後押しとなる情報源」について調査したところ、4種類のSNSの内1位に選ばれたのは2021年・2022年ともにYouTubeでした。
出展:Glossom株式会社
2つ目は、各種業界ニュースを発信しているPR TIMESに掲載された、株式会社AtoOneの調査(調査期間:2022年10月12日~同年10月12日)をご紹介します。注目したいアンケートは、「Q1.お勤め先のYouTubeもしくはTikTokを運用しているなかで、インフルエンサーとコラボをした経験はありますか。」という質問に対し、YESと回答した106人を対象に行われた以下のアンケートです。
このアンケートでは106人の対象者の内、実に50%以上の人がインフルエンサーを活用した動画マーケティングについて、「非常に効果を感じている」と回答しています。
出展:PR TIMES
上記のデータを見ても分かる通り、Youtuberを起用したインフルエンサーマーケティングの効果が非常に高いということが、一般的に浸透してきています。
インフルエンサーについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
YouTubeでインフルエンサーマーケティングを行うメリット
YouTubeと動画クリエイターを掛け合わせたインフルエンサーマーケティングを導入するメリットについて解説します。
▼YouTubeを用いたインフルエンサーマーケティングのメリット
- 大規模な視聴者層にリーチできる
- 動画を利用した広告感のない訴求が可能
- 細かなターゲティングができる
大規模な視聴者層にリーチできる
1つ目のメリットは、大規模な視聴者層にリーチできるという点です。
総務省が実施した「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>」によると、男性・女性ともにすべての世代でYouTubeの利用率が高いことがわかります。
なお、YouTubeの月間アクティブユーザー数は全世界で20億人以上、日本国内では7,000万人以上に上ります。これだけ大規模かつ全世代をターゲットにできることからも、YouTubeでのインフルエンサーマーケティングを導入する企業が増えているのも必然といえるでしょう。
動画を利用した広告感のない訴求ができる
「あからさまな広告」に見えない点も、YouTubeを用いたインフルエンサーマーケティングならではのメリットです。テレビCMが流れた途端に多くの方が席を外すように、「広告」自体にネガティブなイメージを抱き、見る前から拒否反応を示す方も少なくありません。
その点、YouTubeでのインフルエンサーマーケティングは、ユーザー自らが視聴するYouTuberを選びます。そのため、広告というより憧れているYouTuberが発信している「信用できるオススメ情報」として、受け入れてもらいやすいのです。
また、動画コンテンツの内容をストーリー仕立てにできる点も、YouTubeでのインフルエンサーマーケティングの広告感を薄めている要因といえるでしょう。
細かなターゲティングができる
YouTubeの月間アクティブユーザー数は7,000万人以上に上ります。しかし、それらのユーザーが全員同じチャンネルの動画を見ている訳ではありません。
年齢・性別・趣味など細かなペルソナは千差万別であり、一人ひとりおもしろいと感じるチャンネルや動画の種類も異なります。つまり、YouTuberの選定の精度によって、自社の商品に適した細かなユーザーのターゲティングまで可能なのです。
YouTubeでインフルエンサーマーケティングを行うデメリット
YouTubeでのインフルエンサーマーケティングはメリットばかりではありません。デメリットも把握しておくことで、インフルエンサーマーケティングをより有効活用できるようになるでしょう。
▼YouTubeを用いたインフルエンサーマーケティングのデメリット
- 依頼するYouTuberの選定が難しい
- 費用がかかる
- 炎上する可能性もある
依頼するYouTuberの選定が難しい
インフルエンサーマーケティングにおいて、適切なYouTuberの選定はマーケティングが成功するかどうかに大きく影響します。しかし、適切なYouTuberを選ぶためには、いくつかの注意点があります。主な注意点は以下のとおりです。
- 自社商品と親和性が高いか確認する
- YouTuber自身やその投稿内容のイメージを確認する
- フォロワーからの反応を確認する
上記のような点を意識しないまま進行してしまうと、失敗につながってしまう可能性があります。
費用がかかる
YouTube上で展開するインフルエンサーマーケティングの費用内訳は、主に下記の5項目で構成されています。
▼費用の内訳
- YouTuberに対するギャラ
- ディレクション費用(YouTuberの選定や仲介・プロモーション戦略の施策など)
- プラットフォーム利用料
- 打ち合わせ時の交通費や宿泊費
- インフルエンサー用、試供品の代金と送料
なかでも大きく変動するのが、YouTuberに対するギャラです。YouTuberのギャラは下記の方法で算出するのが一般的で、チャンネル登録者数が多いほど単価が高くなる仕組みになっています。
▼ギャラ算出の一例
- チャンネル登録者数1~10万人×フォロワー単価5~10円
- チャンネル登録者数10~100万人×フォロワー単価5~20円
したがって、チャンネル登録者数が多い人気YouTuberに依頼する場合は、費用も高額になります。
インフルエンサーマーケティングの費用について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
炎上する可能性もある
炎上リスクは、YouTubeにおけるインフルエンサーマーケティング最大のデメリットといってよいでしょう。動画コンテンツの内容によっては、「事実と違う!」「粗悪品だった!」などの否定的な反応が寄せられて炎上してしまいます。
▼炎上するケース
- ウソや誇大アピールをしている
- 商材のリコール
- インフルエンサーのスキャンダル
- 不快な「いたずら動画」の拡散
- 広告であることを明示していない
これらのケースが発生すると、ブランドイメージが低下して他の自社製品にまで不買運動のリスクが発生する可能性があります。
しかし、これらのリスクは企業側が100%コントロールできる話ではないため、広い視野で柔軟にディレクションできるよう、マネジメント業務を徹底しなければならないのです。
YouTubeでのインフルエンサーマーケティングを成功させるポイント
効果を最大限に引き上げている成功例には、下記すべてを網羅しているという共通点があります。
▼成功させるポイント
- ターゲットを理解しインフルエンサーを選定する
- KPIを設定する
- 効果測定を行う
- 他のSNSもうまく利用する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ターゲットを理解しインフルエンサーを選定する
インフルエンサーマーケティングの成功のカギは、何より最適なインフルエンサーを選定できるかどうかにかかっています。自社商品と最も相性がいいインフルエンサーを選定するには、精度の高い詳細なターゲティングが不可欠です。
▼ターゲティングにおけるペルソナ項目例
基本スペック | ・性別 ・年齢層 ・既婚歴 ・家族構成 ・年収 など |
---|---|
ライフスタイル | ・職業 ・出勤か在宅か ・賃貸か持ち家か ・住んでいる地域 など |
趣味趣向 | ・洋服や化粧品の好み ・ゲーム課金の程度 ・ペットの有無 ・習い事 など |
性格 | ・インドア派かアウトドア派か ・長期休暇の過ごし方 など |
まずは自社の商材に興味を持ってもらえるターゲット層を絞り込んでから、相性のいいインフルエンサーを選定しましょう。
KPIを設定する
KPI(Key Performance Indicator)とは、効果を計測・監視するために設定する主要業績評価指標です。
KPIを設定することで、最終的な目標を達成するまでの工程に何が必要で、どうすれば目的を達成できるのかを明確にできます。そして、もし目的が達成されなかった時、なぜ達成できなかったのかを分析する指標にもなるでしょう。
あらかじめ目標となるゴールを定め、進捗を逐一マーケティングチームのメンバー全員で共有することが望ましいです。以下に、KPIの一例を記載するので、目的に即したKPIを適切に設定しましょう。
▼KPIの一例
- 視聴したユーザー数
- 最後まで視聴したユーザー数
- 視聴時間の長さ
- 高評価数
- チャンネル登録数
- コメントの数
- 購買数
効果測定を行う
インフルエンサーマーケティングを実施する場合、効果測定は必須といえます。もし効果測定をしなければ、仮に売り上げが伸びていたとしても、それがインフルエンサーマーケティングを実施したから売れたのか、市場の変化があったからたまたま売れたのか把握できません。つまり、本当に効果があったのかわからないものに費用をかけたことになるのです。
しかし、効果測定を行うことでインフルエンサーマーケティングは実際に効果があったのか、効果があったのであればなぜ効果があったのかといったデータを明確に数値で確認できます。
仮にインフルエンサーマーケティングの効果がなかったとしても、なぜ効果がなかったのか、どのようにすれば効果を見出すことができたのかを把握できます。そうすることで次の施策につながるため、効果測定は必ず行わなければならないのです。
他のSNSもうまく利用する
TwitterやInstagramなど、他のSNSと併用するのも成功への近道といえるでしょう。YouTubeは、ユーザーの認知負荷が小さい、動画という媒体で商品を訴求できるため、マーケティングとしては非常に大きな効果を期待できます。
しかし、基本的には選定したYouTuberが抱えているチャンネル登録者への訴求がメインとなるマーケティング手法であるため、不特定多数に対する拡散力はTikTokやTwitterには劣ります。このように、各SNSによって得意分野やメインとしているターゲット層が異なってくるため、YouTubeのみならず他のSNSもうまく併用した施策を検討することが重要です。
YouTubeでのインフルエンサーマーケティングと相性のいい業界は?
ここからは、YouTubeでのインフルエンサーマーケティングとの相性がよく、集客増・知名度の向上・売り上げアップなど、成功した事例数が多い業界をご紹介します。
▼YouTubeでのインフルエンサーマーケティングと相性のいい業界
- ファッション・美容業界
- フード・料理業界
- 健康・フィットネス業界
- 旅行・観光業界
- テクノロジー・ガジェット業界
- ゲーム・エンターテイメント業界
YouTubeでのインフルエンサーマーケティングと相性がいい業界は、ほぼBtoC企業が占めています。
ただし、実際に成果を挙げているBtoB企業も存在するため、あくまで相性の程度ではBtoB企業よりBtoC企業の方が適している、という認識でよいでしょう。
▼相性の程度
- BtoC企業:相性が非常によく、短期間で成果が期待できる
- BtoB企業:成果が出るまで時間がかかる
ファッション・美容業界
YouTubeでのインフルエンサーマーケティングの成功事例として、とくに多いのが「ファッション・美容業界」です。商品の魅力が伝わりやすく、専門ジャンルと謳っているインフルエンサーも少なくありません。
アパレル系では、画像だけでは伝わりにくい「着心地・コーディネート例・洗濯後の変化」などをアピールできるのが最大の強みです。
一方、美容業界の商材はメイクの実演コンテンツに対するニーズが高く、ターゲットの世代に合わせたインフルエンサー選定が成功のカギを握っています。
フード・料理業界
フード・料理業界も、YouTubeでのインフルエンサーマーケティングと相性がいいジャンルとして定評があります。下記のように、売り込み方のバリエーションが豊富なうえ、主婦から独身男性までターゲットの幅が広いのが特徴です。
▼フード系のノウハウ
- 商材を使ったレシピ動画
- 公募したアレンジレシピの紹介
- 自社の他製品とのセットプロモーション
健康・フィットネス業界
公開されているコンテンツ数を見ても、健康・フィットネス業界とYouTubeを用いたインフルエンサーマーケティングの相性がいいのは明らかでしょう。たとえば、サプリメントであれば「味・飲みやすさ・効果」など、消費者が気になっているリアルな感想を盛り込むことが可能です。
一方、トレーニング方法であれば初心者でも簡単に真似できる「how to動画」のニーズが高く、リピーター化しやすい傾向が見られます。
旅行・観光業界
1年を通して高い視聴率が狙えるのが、ホスピタリティ業界です。近年では「韓国通」や「ハワイ通」など、特定の国の情報量を強みにしているインフルエンサーも増えています。観光スポット・ホテル・レストランの体験レポート動画なら、企業が訴求したいアピールポイントを盛り込みやすく、かつユーザーの興味・関心を膨らませることが可能です。
テクノロジー・ガジェット業界
家電製品・PCのキーボード・スマートフォンなどを扱うテクノロジー・ガジェット業界は、YouTubeでのインフルエンサーマーケティングとの相性は抜群です。その理由は、消費者の多くが商品を購入する前に「口コミ」や「レビュー」をチェックして、評判を確かめているからでしょう。
最新のテクノロジーを搭載したソフトウェアの前告知、新商品が発売されたタイミングで行うキャンペーンなど、販売促進プロモーションの一環として多くのメーカー企業がYouTubeを用いたインフルエンサーマーケティングを導入しています。
ゲーム・エンターテイメント業界
eスポーツの普及に伴い、ニーズが急増しているのがゲーム・エンターテイメント業界です。プロのゲーム系インフルエンサーも登場しており、認知度の高いクリエイターはタレントや俳優と同等のネームバリューを持っています。
特筆すべきは、ゲーム単体だけではなく、他商品とタイアップすることで相乗効果が得られるという点でしょう。ゲームの実況中継やイベントのライブ配信などの人気が高まるにつれて、今では飲料メーカーから製薬会社まで、幅広い業界とのタイアップ事例で成功を収めています。
YouTubeでのインフルエンサーマーケティングを実施する方法
YouTube上でインフルエンサーマーケティングを実施する主な方法は、下記の3種類に分けられます。
▼導入方法の種類
- 自社でインフルエンサーを起用し施策を進める
- マッチングプラットフォームを利用する
- インフルエンサーマーケティングの代理店に依頼する
それぞれ詳しく解説します。
自社でインフルエンサーを起用し施策を進める
1つ目は、インフルエンサーの選定・依頼・ギャラ交渉はもちろん、プロモーションの立案から効果測定まで、すべてを外部の力を借りずに行う「自社完結型」という方法です。3種類の内、最も難易度が高い方法ではあるものの、下記のメリットを重視する企業に選ばれています。
▼自社完結型のメリット
- 直接コミュニケーションがとれるので、企業の方針がYouTuberに伝わりやすい
- 仲介手数料が発生しない分、コストが抑えられる
一方、自社完結型には下記のようなデメリットがあります。
▼自社完結型のデメリット
- インフルエンサー選定の難易度が高い
- 時間と手間がかかる
- 社内にノウハウを持つスタッフが必要
上記の内、最大のハードルとなるのがインフルエンサー選定の難しさです。
自社製品にとって最適なYouTuberの条件は何か、候補を絞り込むには何を基準にすべきかなど、インフルエンサーを選定するすべてのステップで相応のスキル・ノウハウが求められます。
なかには受注後に連絡がとれなくなるインフルエンサーも存在するため、信頼度を見極める能力も必要です。
マッチングプラットフォームを利用する
2つ目の方法は、「仕事を探しているYouTuber本人」と「インフルエンサーを探している企業」をつなげる場を提供している「マッチングプラットフォーム」の活用です。YouTuberの実績をはじめ、得意ジャンルやチャンネル登録者の属性などが一覧表示されるため、「インフルエンサーの選定に時間をかけたくない!」という企業に向いています。
▼マッチングプラットフォームのメリット
- 自社に合ったYouTuberを、効率よく探せる
- プラットフォームを介するため、トラブルが発生するリスクが低い
- 料金の目安が明示されているケースが多いので、予算に合わせて選びやすい
一方、下記のようなデメリットから「マッチング後の流れをディレクションするノウハウがない!」という企業には向いていないかもしれません。
▼マッチングプラットフォームのデメリット
- プラットフォームの登録料、または利用料が発生する
- インフルエンサーの選定を自社でしなければならない
- 契約が成立すると、キャスティング費用が発生する
- 自社でマーケティング、プロモーションの立案、ディレクションをする必要がある
- 自社でコンテンツ作成についての打ち合わせ、投稿後の効果分析を行う必要がある
インフルエンサーマーケティングの代理店に依頼する
最もスタンダードで大半の企業に選ばれているのが、インフルエンサーマーケティングの代理店に依頼する方法です。
インフルエンサーマーケティングの代理店は「ディレクション型」と呼ばれているとおり、最も難易度の高いYouTuber選定やプロモーション施策、効果分析にいたるまでトータルで請け負っています。
つまり、代理店ならYouTuberでのインフルエンサーマーケティングの経験がなかろうと、ノウハウや時間がなかろうと、依頼するだけで一定の成果が見込めるのです。
▼代理店のメリット
- 過去の実績データに基き、最適なYouTuberキャスティングが可能
- すべての業務を一貫して任せられる
- 社内のリソースが最小限で済む
- 効率的な拡散方法など、プロモーションのノウハウを提供してくれる
- 炎上防止策などを熟知してため、安全性が高い
- 一連の流れが学べる
一方、代理店のデメリットとしては下記の3点が挙げられます。
▼代理店のデメリット
- ディレクションの費用がかかる
- 代理店によって依頼できるYouTuberが違う
- 効果測定をしてくれない会社もある
特筆すべきは、「代理店の質」が成果に直結するという点です。自社商品と同じジャンルの経験値が豊富で、高い実績をあげているYouTuberと提携している、またはブッキングできる代理店を選びましょう。
YouTubeにおけるインフルエンサーマーケティングの成功事例
最後に、YouTubeにおけるインフルエンサーマーケティングの成功事例をご紹介します。
▼成功事例
- アサヒビール株式会社「アサヒスーパードライ」
- じぶんde株式会社「じぶんdeエステ」
- 株式会社東ハト「ぼうじゃが」
アサヒビール株式会社「アサヒスーパードライ」
1つ目の成功事例は、チャンネル登録者数648万人を誇る料理系YouTuber「きまぐれクック(Kimagure Cook)」さんと、「アサヒビール株式会社」のタイアップ動画です。もともと、きまぐれクックさんは投稿動画のなかでアサヒスーパードライを「銀色のヤツ!」とコメントし、愛飲していたという経緯があります。
そこに目を付けたアサヒビール株式会社からオファーを受けてタイアップが実現。主なチャンネル登録者が、商材のターゲットである30代~40代の男性だったのも、ポジティブな相乗効果につながった要因でしょう。
じぶんde株式会社「じぶんdeエステ」
2つ目の成功事例は、4種類のSNSのフォロワー合計数が210万人を超えるインフルエンサー「古川優香」さんと、「じぶんde株式会社」のタイアップです。「じぶんdeエステ」とは、利用者がセルフで業務用マシンを操作することで、本格的なボディケアを低価格で受けられるエステサロンのこと。
メインターゲットとしては10代~20代を想定しています。
一方、古川優香さんは読者モデルに加え、コスメやカラコンのプロデュースも手掛けており、まさにティーンにとっては憧れの存在です。フォロワー属性が一致している古川優香さんをインフルエンサーとして選定したことが、最大の成功要因といえるでしょう。
株式会社東ハト「ぼうじゃが」
3つ目の成功事例は、「簡単・爆速レシピ」の動画でヒットを飛ばしている「料理研究家リュウジのバズレシピ」さんと、「株式会社東ハト」のタイアップです。料理研究家リュウジさんは、397万人もの登録者数を抱えるメガインフルエンサー。
さらに、株式会社バズレシピの代表取締役として食品メーカーや大手スーパーマーケットなどとタッグを組み、レシピ開発まで手掛けているカリスマ料理系YouTuberとして知られています。
この動画では、本来はスナックである「ぼうじゃが」をオシャレかつ簡単にアレンジし、チーズ好きにはたまらない一品を紹介したことで、視聴者の関心をより惹きつける結果となりました。
リュウジさんは、TwitterやInstagramなどを含む総フォロワー数が約680万人にも上るインフルエンサーであり、複数のSNSを併用している点もインフルエンサーマーケティングが成功した理由の1つといえるでしょう。
適切なインフルエンサーを起用して、YouTubeでのインフルエンサーマーケティングを成功させよう!
YouTubeのインフルエンサーマーケティングは、集客増・知名度の向上・売り上げアップのすべてにおいて有効なプロモーション手法です。幅広い視聴者層にリーチできる、あからさまな広告に見えない、詳細なターゲティングが可能など、数多くのメリットを有しているインフルエンサーマーケティング。
しかし、肝心のインフルエンサー選びに失敗してしまうと、成果が出にくいというデメリットもあります。YouTubeにおけるインフルエンサーマーケティングで成功を目指すなら、まずは商材と相性のいいYouTuberを探すことからはじめてみましょう。
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