インフルエンサー事務所と代理店の違いを徹底解説!おすすめ企業も紹介

インフルエンサー事務所とインフルエンサーマーケティング代理店は、どちらも企業とクリエイターの仲介役を担っています。
その一方で、提供しているサービスの内容や主な役割などいくつかの違いがあり、この点を理解せずに依頼すると、大きなリスクに繋がりかねません。
そこで今回は、インフルエンサー事務所とインフルエンサーマーケティング代理店の違いについて解説していきます。
目次
インフルエンサー事務所とは?
インフルエンサー事務所とは、所属しているインフルエンサーの「マネジメント業務」を担っている企業のことです。
マネジメント業務と聞いて、タレントに付いてまわるマネージャーや付き人を連想する人も多いでしょう。
しかし、インフルエンサー事務が行っているマネジメント業務は多岐にわたり、具体的には以下のすべてが該当します。
- 企業案件の獲得
- 企業とインフルエンサーの仲介、および調整
- インフルエンサーのキャスティング
- インフルエンサー案件の進行管理
- インフルエンサー活動のサポート
- コンテンツの企画立案や制作の支援
- インフルエンサーの育成・教育
タレントや俳優が「芸能事務所」に所属しているように、インスタグラマーやYoutuberの多くがインフルエンサー事務所に所属しています。
インフルエンサー事務所に依頼できること
企業がインフルエンサー事務に依頼できることは、主に以下の2つです。
- インフルエンサーのキャスティング
- コンテンツの企画立案や制作の支援
企業がインフルエンサー事務に所属しているインフルエンサーにPR案件を依頼する際は、必ず事務所の窓口を通すルールになっています。
なぜなら、インフルエンサーのスケジュール管理や対外的なイメージ管理は、基本的に事務所のスタッフと本人が共同で行っているからです。
仮に希望していたインフルエンサーのスケジュールが埋まっていた場合は、似たような条件を満たしているインフルエンサーを、代案としてリストアップしてくれます。
また、コンテンツの企画立案や制作の支援も、企業がインフルエンサー事務所に依頼できることの1つです。
すべてのインフルエンサー事務所が行っている訳ではありませんが、なかには本格的なプロモーション戦略を提案してくれるケースもあるため、方向性が決まっていない場合は相談してみるとよいでしょう。
インフルエンサーマーケティング代理店とは?
インフルエンサーマーケティング代理店とは、文字通りインフルエンサーマーケティングを代行する企業のことです。
インフルエンサーマーケティング代理店は、大きく以下の2種類に分けられます。
- ディレクション型の代理店
- プラットフォーム型の代理店
ディレクション型には、インフルエンサーマーケティングに関連する業務を、すべて依頼することができます。
そのため、以下のような企業におすすめです。
- 初めて挑戦する企業
- 現状の成果に不満を感じている企業
- より良い成果をあげたい企業
- なぜ成果が伸びないのか、原因がわからない企業
一方プラットフォーム型は、自社のプラットフォームに登録しているインフルエンサーの中から、依頼主が求める条件にあった人材を選んでアサインするのがメイン業務です。
ディレクション型に比べると、受けられるサービスの範囲が限られているため、まったくノウハウを持っていない企業にはおすすめできません。
ただし、料金はディレクション型よりもプラットフォーム型の方が割安なので、以下のような企業におすすめです。
- 予算が少ない企業
- できるだけ費用をかけずに、お試しで挑戦してみたい企業
- マーケティングのノウハウはあるが、インフルエンサーを選定する時間がない企業
インフルエンサーマーケティング代理店に依頼できること
結論から言うと、依頼できる業務の範囲はインフルエンサーマーケティング代理店によって異なります。
前述した通り、プラットフォーム型よりもディレクション型の方が幅広い依頼に対応しているものの、同じディレクション型でもサービスの内容には差があります。
たとえば、以下はディレクション型に依頼できる業務の一例ですが、なかには一連の業務をまるごと依頼できる代理店もあるのです。
- 最適なインフルエンサーの選定
- 契約の仲介
- 企画立案
- 施策の選定
- コンテンツ制作
- ファクトデータに基づく分析
- 内製化のサポート
- 炎上対策
インフルエンサー事務所とインフルエンサーマーケティング代理店の共通点
インフルエンサー事務所とインフルエンサーマーケティング代理店の共通点は、「インフルエンサーの選定」を行っている点です。
どちらも、依頼主が求める結果にコミットできるインフルエンサーを選りすぐり、数名の候補者をリストアップします。
ちなみに、たとえインフルエンサー事務所に特定のクリエイターのアサインを依頼しても、その人物が依頼主の目的達成に貢献できないと判断できる場合は、より適正の高い人材を提案してくれます。
インフルエンサー事務所とインフルエンサーマーケティング代理店の違い
インフルエンサー事務所とインフルエンサーマーケティング代理店の主な違いは、以下2点です。
- メインクライアントの違い
- 主な役割の違い
ここからは、上記2つの違いについて個別に解説していきます。
メインクライアントの違い
インフルエンサー事務所にとってのメインクライアントは、自社に所属しているインフルエンサーです。
一方、インフルエンサーマーケティング代理店のメインクライアントは、SNSマーケティングを委託してきた企業・組織・ブランドなど、多岐に渡ります。
主な役割の違い
インフルエンサー事務所の主な役割は、自社に所属しているインフルエンサーの「キャリアサポート」です。
その一環として、企業案件の獲得やキャスティング業務、コンテンツ制作支援などを行っています。
一方、インフルエンサーマーケティング代理店の主な役割は、ブランドの認知度アップや売上の向上など、依頼主である企業がインフルエンサーマーケティングで達成したい目的を実現するために、サポートすることです。
具体的には、PR投稿の企画立案やコンテンツ制作の支援、効果測定などがあげられます。
おすすめのインフルエンサー事務所3選!
この章では、おすすめのインフルエンサー事務所として、以下の3社をご紹介していきます。
- 株式会社SHIGURE
- UUUM株式会社(ウーム)
- PPP STUDIO株式会社
なお、インフルエンサー事務所の料金プランは基本的に非公開になっていますので、必ず見積が必要です。
では、順番に解説していきます。
ちなみに、以下の記事でもインフルエンサー事務所をご紹介していますので、あわせてご一読ください。
株式会社SHIGURE

出典:株式会社SHIGURE
▼株式会社SHIGURE
- とくにTikTokerとインスタグラマーの育成に力を入れている
- トレンドに敏感な10代後半~20代の女性クリエイターが多い
- クリエイターのマネジメントが上手い
最初にご紹介するおすすめのインフルエンサー事務所は、クリエイターの育成とマネジメント力に定評がある「株式会社SHIGURE」です。
ライバータレント事務所の運営も行っており、ブランドや商材ごとに厳選したインフルエンサーを提案してくれるのはもちろん、公募形式にも対応しています。
トレンドに敏感な10代~20代の女性クリエイターが多数在籍しているため、メイク・ファッション・料理・エンタメ系のジャンルで活躍しているインフルエンサーを求めている企業におすすめです。
株式会社SHIGUREの企業情報
株式会社SHIGUREにコンタクトを取る際は、以下の企業情報をお役立てください。
運営会社 | 株式会社SHIGURE |
---|---|
設立 | 2022年 |
電話番号 | - |
所在地 | 〒150-0042東京都渋谷区宇田川町34−5 サイトービルIII 5階 |
公式サイト | https://shigure-promotion.co.jp/ |
対象SNS | TikTokを中心に、YouTube、Instagram、X(旧Twitter) |
UUUM株式会社(ウーム)

出典:UUUM株式会社
▼UUUM株式会社の強み
- 累計30,000件以上の案件実績
- 年間5,000本以上のプロモーション実績
- キャスティング可能インフルエンサーが10,000人以上
- 外部事務所とも連携している
- CM制作にも対応
次にご紹介するおすすめのインフルエンサー事務所は、HIKAKINをはじめ誰もが知っている大物YouTuberが多数所属している「UUUM株式会社」です。
YouTuberに強いのはもちろんですが、インスタグラマーやTikTokerのキャスティングも請け負っています。
外部事務所とも連携しているため、総勢10,000万人以上のインフルエンサーの中から、親和性の高い人材をアサインすることが可能です。
大物YouTuberや芸能人、スポーツ選手など知名度の高いインフルエンサーを探している企業に選ばれています。
UUUM株式会社の企業情報
UUUM株式会社にコンタクトを取る際は、以下の企業情報をお役立てください。
運営会社 | UUUM株式会社 |
---|---|
設立 | 2013年6月 |
電話番号 | - |
所在地 | 〒107-6228 東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー 28階 |
公式サイト | https://uuum.jp/ |
対象SNS | YouTubeを中心に、Instagram、TikTok、X(旧Twitter)、LINE |
PPP STUDIO株式会社

▼PPP STUDIO株式会社の強み
- 700名を超える人気動画クリエイターが所属
- 所属クリエイターの総動画再生数が月間で60億回
- クオリティの高いTikTokerが多数在籍
続いてご紹介するおすすめのインフルエンサー事務所は、国内屈指のメガTikTokerが多数在籍している「PPP STUDIO株式会社」です。
ショートムービープラットフォームで活躍するクリエイターのマネジメントに特化したインフルエンサー事務所で、2024年6月にTikTok LIVEの提携エージェンシーとして参画したと、公式に発表しています。
ショートムービーマーケティングを行う広告代理店、「株式会社TORIHADA」が親会社なのも大きなアドバンテージと言えるでしょう。
PPP STUDIO株式会社の企業情報
PPP STUDIO株式会社にコンタクトを取る際は、以下の企業情報をお役立てください。
運営会社 | PPP STUDIO株式会社 |
---|---|
設立 | 2020年2月 |
電話番号 | TEL:03-6277-5832 |
所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-25-12 道玄坂通 6階 |
公式サイト | https://pppstudio.jp/ |
対象SNS | TikTokがメイン |
おすすめのインフルエンサーマーケティング代理店3選!
この章では、おすすめのインフルエンサーマーケティング代理店として、以下の3社をご紹介していきます。
- Influencer Japan(株式会社ハーマンドット)
- LEO(株式会社LEO)
- FOODeeIM(株式会社BNF)
ここからは、上記3社について個別に解説していきます。
なお、以下の記事でもおすすめのインフルエンサーマーケティング代理店をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Influencer Japan(株式会社ハーマンドット)

出典:Influencer Japan(株式会社ハーマンドット)
▼株式会社ハーマンドットの強み
- 国内210万人・海外9,000万人を超える、業界最大級のインフルエンサーネットワークを保有
- ギフティングを中心に、2,000件以上の実績
- とくにInstagramやTikTokの実績が豊富
- エンゲージメント率の高いマイクロインフルエンサーが多数在籍
- インバウンド・海外進出・中国KOLにも強い
- 業界最安値のフォロワー単価0.8円~
- 成功報酬型やご予算に合わせたキャスティングが可能
- 初めてでも安心な、全行程ワンストップ対応
最初にご紹介する「株式会社ハーマンドット」は、ディレクション型の「Influencer Japan」を運営しているインフルエンサーマーケティング代理店です。
すべての業務をまるごと一任できるので、初めてでも安心して任せられます。
ムダな費用が発生しない成果報酬型や、気軽に試せる単発OKのスポット契約など、料金プランが多彩なのも魅力です。
最大の強みは、何と言っても保有しているインフルエンサーネットワークの規模でしょう。
国内外合わせて9,210万人以上もの候補者から選べるのは、「Influencer Japan」ならではの大きなアドバンテージです。
Influencer Japan(株式会社ハーマンドット)については、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
Influencer Japanの料金プラン
Influencer Japanでは、基本的な料金プランとして以下の3種類が用意されています。
ただし、成果報酬型や予算に合わせたカスタマイズにも対応していますので、まずは無料の見積もりを依頼してみましょう。
スポット契約 | ・料金算出方式:フォロワー数×フォロワー単価1円〜4円 ・料金例:100万リーチ×4円=400万円 |
---|---|
3ヶ月契約 ※20%OFF | ・料金算出方式:フォロワー数×フォロワー単価0.8円〜3.2円 ・料金例:100万リーチ×4円×80%=320万円 ※毎月80万円もお得! |
6ヶ月契約 ※30%OFF | ・料金算出方式:フォロワー数×フォロワー単価0.7円〜2.8円 ・料金例:100万リーチ×100万リーチ×4円×70%=280万円 ※毎月120万円もお得! |
なお、最低料金は全プラン10万円〜です。
Influencer Japanの企業情報
Influencer Japanにインフルエンサーマーケティングを依頼する際は、以下の企業情報をお役立てください。
サービス名 | Influencer Japan |
---|---|
運営会社 | 株式会社ハーマンドット |
設立 | 2018年4月13日 |
電話番号 | TEL:03-6455-3088(平日10:00~19:00) ※2024年9月、番号変更 |
所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-20-3 コエル渋谷7階 ※2024年9月、オフィス移転 |
公式サイト | ・Influencer Japan:https://influencer-japan.jp/ ・株式会社ハーマンドット:https://hermandot.co.jp/ |
対象SNS | Instagram、TikTok、X(旧Twitter)、YouTube、Facebookなど |
LEO(株式会社LEO)

出典:LEO(株式会社LEO)
▼株式会社LEOの強み
- マイクロインフルエンサーに特化している
- WEB広告と連動させて、効果を最大化するノウハウを持っている
- 幅広いジャンルのインフルエンサーをアサインできる
続いてご紹介するインフルエンサーマーケティング代理店は、マイクロインフルエンサーのキャスティングを得意とする、ディレクション型の「株式会社LEO」です。
月額制の募集型プランとフォロワー単価型のキャスティングプランが用意されていますので、ニーズに合わせて選択することができます。
株式会社LEOについては、以下の記事でも詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
株式会社LEOの料金プラン
株式会社LEOの料金プランは、以下の通りです。
月額制 (募集型プラン) | ・月額3万円~ ・契約期間の6ヶ月間は、無制限にキャスティングができる ・2次利用も可能 ・インサイト確認、インフルエンサー確認、レポート作成を含む |
---|---|
フォロワー単価型 (キャスティングプラン) | ・フォロワー単価 0.5円~ ・契約期間の縛りなし ・キャスティングは1名から可能 ・インサイト確認、インフルエンサー確認、レポート作成を含む |
株式会社LEOの企業情報
株式会社LEOにインフルエンサーマーケティングを依頼する際は、以下の企業情報をお役立てください。
運営会社 | 株式会社LEO |
---|---|
設立 | 2018年4月 |
電話番号 | TEL:03-6908-7177 |
所在地 | 〒170-0013 東京都豊島区東池袋1丁目34番5号 いちご東池袋ビル 6階 |
公式サイト | https://leo-wcompany.com/influencer/ |
対象SNS | Instagram、TikTok、X(旧Twitter)、YouTube、Facebookなど |
FOODeeIM(株式会社BNF)

▼FOODeeIMの強み
- フード系に特化している
- フードメディア「FOODee」との連携も可能
- フォトコンテストの開催や受賞式にも対応
飲食系の企業におすすめなのが、フード系インフルエンサーの仲介に特化しているマッチングプラットフォーム、「FOODeeIM(フーディー インフルエンサーマッチング)」です。
寿司屋やカフェバーなどを経営している「株式会社BNF」が運営しており、飲食店の集客で成果をあげています。
実店舗で撮影して集客を促す「来店型」プランと、PRして欲しい食材をインフルエンサーの自宅へお届けする「配送型」プランがあり、クッキング動画の制作を得意とするインフルエンサーが、多数在籍しています。
インフルエンサーマッチングサービスとしては珍しい、ジャンル特化型です。
FOODeeIMの料金プラン
FOODeeIMの料金プランは、以下の通りです。
来店型の 基本プラン | ・受付人数:10 名~ ・募集掲載初期費用:55,000 円 ・インフルンサー費用:33,000 円~/名 |
---|---|
配送型の 基本プラン | 受付人数:10 名~ 募集掲載初期費用:22,000 円 インフルンサー費用(調理が必要な場合):25,300 円 ×10 名~ インフルンサー費用(調理が不要な場合):22,000 円 ×10 名~ 購入費:別途 配送費:別途 |
特記事項 | インフルエンサーは、提供した応募者リストの中からお選びいただけます。 |
FOODeeIMの企業情報
FOODeeIMにインフルエンサーマーケティングを依頼する際は、以下の企業情報をお役立てください。
サービス名 | FOODeeIM |
---|---|
運営会社 | 株式会社BNF |
設立 | 2015年5月1日 |
電話番号 | - |
所在地 | ▼本社 〒107-0052 東京都港区赤坂2-12-30 PA溜池山王1001 ▼船橋分室 〒273-0005 千葉県船橋市本町7-25-1-2F/FOB内 |
公式サイト | https://bn-f.jp/our-services/foodee-im/ |
対象SNS | Instagramを中心にFacbook、X(旧Twitter)、LINEなどの各種 SNS |
まとめ:インフルエンサー事務所と代理店の違いを理解し、依頼する方を検討しよう
この記事では、インフルエンサー事務所とインフルエンサーマーケティング代理店の違いについて解説してきました。
インフルエンサー事務所は、あくまで所属しているクリエイターをマネジメントするのが本来の仕事であり、より高見へと成長させるために企業案件を受注しています。
一方、インフルエンサーマーケティング代理店の仕事は、企業からの依頼を獲得してSNSプロモーションを代行することです。
どちらもインフルエンサーと企業の仲介役を担っていますが、「立ち位置」が決定的に違います。
インフルエンサー事務所がクリエイターの側に立って物事を進めるのに対し、インフルエンサーマーケティング代理店は、クライアントである企業に寄り添って併走するのです。
インフルエンサーマーケティング代理店への依頼を検討する際は、国内外9,210万人以上にのぼる業界最大級のインフルエンサーネットワークを保有する、「Influencer Japan」にご相談ください。
長年にわたって蓄積したファクトデータを元に、ご要望の成果にコミットできる人材をキャスティングさせていただきます。
おすすめの代理店
ディレクション型
マッチング型
事務所型